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オンラインで丁寧にやればスキルが向上する!

11の都府県で緊急事態宣言が出たことで、研修やイベント等、集まる場面に関しては、感染対策をしっかりととって実施する動きがまた抑制されてきそうですね。静岡県内はまだそこまでではありませんが、今後の感染者の拡大次第では予断は許しませんね。

コロナ禍で、昨年は私がサービスとして提供している企業向けの研修も、対面ではなくオンラインという動きが出始めました。昨年4月にはいくつか記事(こちら)も書きました。はるか昔のような気がしますね。

会議やイベントもそうですね。対面形式をやめてオンラインにするという動きです。こちらもかつて関連する記事を書きました(こちら)。そういえば、成人式の実施可否についても、そのまま実施かオンラインにするか中止にするかなどなどで話題になったのは最近のことです。ちなみに、静岡県焼津市では、コロナ禍の新しい取り組みということでドライブイン成人式が話題になりました。

こちらでご覧ください。(焼津市のホームページへ)

さて、研修に話を戻しますが、対面だろうがオンラインだろうが、企業の研修に関しては劇的に変わったということはないと思っています。たしかに、ロールプレイングやグループワークなどで、対面よりはオンラインの方がやりにくいといいう点もなくはないのですが、まったくできないということはないです。ただ、全員が集まってグループ発表をする際のフィードバックなど、一部やりにくさはあるかもしれません。

まあ、そもそも私が「~しれません」と言っている段階で、そんなに大きな懸念をしているわけではないということです。細かいところで勝手が違うなってところはあるものの、実施そのものに大きな障害があるとはあまり感じませんね。ただ、これはあくまでも研修提供者であるコンサルタントの目でみたものです。立場が変わればそういうわけにもいかなくなるでしょうし、ふだん、オンラインで業務をされない方からすれば、オンラインへの抵抗感は大きいものがあるでしょうね。

一方で、オンライン研修をするようになってからわかったこともありますね。たとえば、講師や受講者といったその場にいる人たちの表情がよーくわかります。表情のちょっとした変化を見逃さないようになりましたね。あまりに大人数になってしまいますとなかなか難しいところもありますが、ちょっとした変化に敏感になりました。もちろん経験もそうですし、観察力も問われますが、そうした変化を丁寧に拾っていくように心がけています。

オンラインでのコミュニケーションのとり方については、昨年4月に研修がZOOMで行われるようになったころから新入社員研修の中で言及しました。そのころから言い出したことで、私の持論としているのは、「丁寧なコミュニケーション」です。対面でつい省略しがちな、つい歪めがちな言葉を丁寧に伝えることです。また、言葉ではない動きや体の動きなどについても、丁寧に相手に見せることによって相手に伝わります。「伝わる」ようにする取り組みが、オンラインでは地道にやっていくことが求められるので、そうでもしなければ相手とは良い関係が築けませんね。

めんどくさがらないで丁寧に伝えるという、オンラインコミュニケーションの基本をおさえていけば、仕事の中で困ることも少なくなるかもしれません。

そして、オンラインコミュニケーションから次はオンラインでのマネジメントにつながります。自分自身をマネジメントすることから、今度は管理職としておこなうマネジメントへ。オンライン研修の体系が少し見えつつあります。この春には、オンライン関係の科目を新人研修で担当することになっているので、こうした知見を結集して体系化し、新入社員の方々がすんなり業務に入っていけるようなプログラム開発をしていきたいと考えています。

一方で、人材を育成する管理職側のオンラインマネジメントについても、課題が多く出ています。マネジメントにおいてやることは、オンラインであっても対面でも変わりません。ただ、そのやり方が、オンラインだからこそ苦労するポイントや、対面だからこそうまくいかなかったこともあると思われるので、こうしたところも丁寧に体系化していきます。

さて、私が言っている「丁寧」という言葉。これは少し掘り下げていくと、いかに自分に素直になれるか、素直にできるか、ではないでしょうか。そして、素直である自分を信じることができるかどうかにかかってきます。まさに私の使命にかかわってくるところです。たとえ物理的に離れたところで仕事をしていても、お互いのことを信じて丁寧にかかわれば、成果も出せるはずです。同じ場所で顔を見て仕事をしないとコミュニケーションをとった気にならない、マネジメントした気にならないというのでは、これからの時代に対応できなくなるビジネスパーソンも増えるかもしれません。

物事すべてがオンラインになるわけではありませんが、オンラインでのコミュニケーションやマネジメントを経験していくと、これらのスキルが向上している実感を持てるようになります。特に対面でコミュニケーションをとる、マネジメントを行うときにそれを実感できるのではないでしょうか。たとえば、丁寧に相手の話を聴くようになりますし、伝えることについても丁寧さを意識するようになります。こうしてオンラインは、自分自身のスキルアップにもつながる大きなチャンスとも言えます。

今後は、コロナ禍が続き、やがてコロナが収束に向かうにしても、決してオンラインがすべて対面に戻るとは思えませんし、このままオンライン化したままになるとも思えません。どちらでも対応できるように、基本的なビジネススキルは、どのような形でも向上し続けるように仕掛けていかなければという気持ちですね。

45歳になった来週からはオンライン研修が続きます。ここが自分自身のスキル上げるチャンスでもありますし、かかわった皆さんのスキルアップに貢献できるチャンスでもあります。合計10会合の研修をしっかりとやりきります!!

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