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教養を深めるために~「人生を面白くする本物の教養」を読んで~

静岡で迎える正月2日目。箱根駅伝を見ながらのんびりと過ごしました。まだバリバリと仕事はしておりませんが、明日あたりから少しずつエンジンをかけていきます。また、年賀状もいただいた方々、ありがとうございます!

さて、今朝は、実家への帰省や初詣などで昨日できなかった事務所開きをしました。お神酒で乾杯をし神棚にお供え。こうした取り組みができるのも、独立したからこそです。神聖なる気持ちをもって新しい年をお祝いしました。

そして、そんな神聖なる気持ちの表れとして、今年は本をたくさん読もうと思います。私が今まで出会った中でご活躍されている方々は、たいていの方がたくさん本を読まれています。とりわけ、ビジネス書を執筆するような方は読書量がすごいです。私が尊敬する方々の中にも、読書量がすごいだけでなくて、書評を書かれている方も多くいらっしゃいます。周りにこうした方々がいらっしゃった影響もありますが、それ以上に、読書量を多くしようという気持ちになったのは、新年にこの本を読んだからかもしれません。

「人生を面白くする本物の教養」(幻冬舎新書)。立命館アジア太平洋大学の学長で、あのライフネット生命保険株式会社を創業された、出口治明(でぐちはるあき)さんが書かれた本です。日本生命を退職し、60歳で生命保険会社を起業された方です。私は、出口さんの講演を7年ほど前に東京で一度聴いたことがありましたがそれ以来です。出口さんはビジネス界きっての教養人でもあり、たくさんの本を書かれています。生命保険という出口さんの専門分野だけではなく、様々なジャンルの本を書かれています。また、研究者ではなくビジネスパーソンでいらっしゃるので、難しさがなく、とても内容が入ってきやすいのです。とっつきにくそうなテーマであってもわかりやすく書かれた本が多く、読んでいてもイメージがわいて面白いのです。

歴史、美術、旅行、教育など、私にとってはあまり詳しくない分野の話も、この本を読んでいるととても興味をそそられます。また、とても柔らかく人に接して下さる方ですが(過去一度講演の後にお話を伺ったときの印象です)、本の内容はズバッと斬りこんでいる箇所が多くてそれがとても共感できるのです。

いくつか印象に残ったポイントをまとめます。

1.知識を多く持っていることが教養があるということではない。知識を素材にして、自分の頭で考えることが教養である。

→この「自分の頭で考える」ことが大切であると主張されています。過去にライフネット生命保険の採用試験でも、自分の頭で考えられるかどうかを見る論文試験を課していたそうです。

2.「狭く、深い」専門分野をもったうえで、「広く、ある程度深い」教養が必要である。

→特にグローバルで活躍するようなビジネスリーダーには、広く、ある程度深い教養が必要。文学や音楽、芸術など、専門分野とは異なる分野でも海外の方々と話せるだけの教養があるか、です。そして、それにプラスして自分の意見をもっているかも問われます。

3.本は「面白いか面白くないか」で決める

→専門分野に関しての本や「読まない」という選択肢がないような、自分の仕事などに関わりある本はさっさと読むべきですが、本を読むかどうかは「面白いか面白くないか」で決めるそうです。そして、読むと決めた本は飛ばし読みをせずに読まれるそうです。

出口さんが書かれたこの本はとても読みやすくて面白くて1日で読み切ってしまいました。特に本を読むことについて、「面白いか面白くないか」で決めるというのがとても共感できる点でした。私も、物事に興味を持つときは、たいていは面白いかどうか、直感で最後は決めることが多いなぁと、この本を読んで改めて感じました。この感覚は大切にしようと思います。

また、出口さんは、どんなに忙しくても、1時間は読書の時間を確保されるそうです。私は、この本を読んで行動しようと決めたことがあります。それは、これから寝る前に本を読む時間をとるということです。私の書棚にはまだまだ読めていない本がたくさんあります。これらの中からピックアップしてまず少しだけ読んでみて、面白い本は読破します。

そして、本を読むジャンルは増やしていこうと思います。ビジネス書だけでなく、文庫本や小説なども含めて、様々な分野の本に興味が湧いたら手に取ってみて読んでみようと思います。図書館が近くにありますから利用しない手はないですね。

今年は本をたくさん読む。新たな目標を定めてやっていきます。

今日はとても夕焼けがきれいでした。幻想的な空はいつみてもジーンと来ますね。こんな空を見ると幸せを実感できるのではないか?そう思います。

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