新型コロナウイルス感染症に発症して入院していた、コメディアンの志村けんさんがお亡くなりになりました。小さい頃大好きだったテレビ番組は「8時だよ!全員集合!」でした。祖母と大笑いしてよく見ていました。ドリフのコントは今でも印象深いものが多いんですよね。残念です。ご冥福をお祈り申し上げます。
笑って日々過ごせるようにすること。これは目指していきたいと常々思っています。笑いのある場所は雰囲気が温かくなります。心から笑える場所にいられるかどうかが重要です。笑いが人の警戒を思いきり解いてくれます。
私は、営業を長くやってきましたが、商談においてはまず笑いがあることが雰囲気を和らげると思って取り組んできました。ですので、新規のお客様との商談では、まず一回は笑ってもらえるかどうか。それは最初の雑談でも構わないし、中盤でも構わない。どんな話題でもいいので、笑ってもらうことが大切だと思ってやってきました。笑いがあれば、徐々にその場の雰囲気が和らぎます。相手に心を開き始める一つの証であると考えてやっていました。
笑いによって雰囲気はどんどん明るくなるのは確かです。相手への警戒を解いているのがとてもわかりやすく見えるからです。言葉だけを聴いているだけではなかなか相手がどのように考えているかわかりません。たとえば、電話では声が聞こえますが、どんな顔して、どんな服装で、どんな場所で話しているのかがまったくわかりません。顔が見えれば、笑う、泣く、怒る、機嫌の良し悪しなどがわかります。顔が見える場面で話ができる方がいいのです。最近はオンラインでも商談が行われていますが、オンラインでも顔が見えていれば相手の表情がわかるので安心します。
以前にも笑顔に関しての話はブログで書きました。やはりそれだけ私は笑顔を大切にしています。4月になりますと、新しい人たちが会社に入ってくるというところもあるでしょう。ちょうど今日は3月末です。今年は、入社式が中止ですとか、しばらくは自宅待機といった会社も多くみられ、新入社員も、そして受け入れる先輩社員たちもなにか緊張感が高まっているようにも思えます。新型コロナウイルス感染症が笑顔を奪っているような状況も見えます。しかし、苦しい時にこそ笑顔が必要です。
以前紹介したデール・カーネギー氏の「人を動かす」においては、笑えない時は、無理にでも笑顔をつくる、とあります。関連してハーバード大学のウイリアム・ジェームズ教授の言葉を引用します。
行動は感情に従うようにみえる。しかし行動と感情は同時に起こる。よって意思の力が効きやすい行動のほうをコントロールすれば、意思の力が効きにくい感情のほうも間接的にコントロールできることになる。気持ちが沈んでいる時は、背筋を伸ばし、明るく振る舞うのが一番いい。
幸せは外にあるのではなくあなたの内側にある。自分の考えをコントロールしていけば、心のもちようによって幸せになれるとあります。
いろんな出来事があると、ついつい暗い気持ちになって腹が立って表情が嫌なものになりがちです。しかし、自分の心を持ち方を変えて、ものの見方を変えていけば幸せな気持ちが宿ってきませんか?過去にも「バカ野郎!」と言いたい事はたくさんありました。苦しくてどうしようもないこともたくさんありました。でも、今こうして元気でいられるのは、今まで出会った人たちがいるからこそです。辛い経験をしてきたのも今につながっています。人に語れることができるチャンスが得られたからです。独立して会社を起こせたのも、多くの人たちの支えがあったからです。
こうした過去があったからこそ、これからも自分の気持ちに幸せなものを抱いて取り組んでいかなければならない。人に伝えることをやっていかなければならないと。幸せを実感できるように、誰もが自信をもてるように。富士みらいクリエイションの経営理念にも掲げていますが、そんな社会でありたいと思うのです。仮に厳しい事があったとしても心に幸せなものがあれば笑顔があふれてきます。ついつい、クスっと笑ってもいいのです。満面の笑顔でもいいのです。相手に伝わるものであれば。うーん、やはり笑顔が好きだなぁって思いますね。笑顔の素敵な人に会いたいですから(笑)。

どんなことであっても、やはり根本というか、基本というか。そういうものに立ち返るのが必要になりますよね。いよいよ新入社員の方々への研修の時期になります。私も改めてこのような本などを確認しながら基本をチェックして臨みます。
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