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幸せな職場には適度な承認が欠かせない

職場の雰囲気を良くするための方法は、考えればいろんなものがあります。やろうと思ってはいるんですけどやっていない、というものも結構ありませんか?わかっていても、それはやっていない、などなど。いろんな気持ちが邪魔をしてやらないというものもありますし、やるだけの時間がないというものもあるかもしれません。これが現実?

最近は、様々な行動や成長の原動力となるものとして「承認」をする動き、あるいは承認を求める傾向があります。中には承認をしてほしいという承認欲求という言葉も流行りましたね。なにか自分のことを認めてほしいという気持ち。これは誰もが持っているものです。承認にかかわる研究をされている同志社大学の大田肇氏によれば、承認によって自己効力感(やれなできるという自信)が高まった、あるいは、内発的なモチベーションが上がったことで、仕事や生活に良い影響がもたらされたことが証明されています。周囲からのちょっとした声がけが嬉しい、これは経験された方も多いでしょう。

承認というのは、決して言葉で褒めるということに止まるものではありません。相手を認めるという要素が盛り込まれています。相手の存在や行動、そして相手がもたらした結果、こうした相手の点を認めるからこそ、投げかける言葉や認めるポイントは様々に存在します。

太田肇氏の「承認欲求の呪縛」によれば、承認は相手を動機づけるものでもあり、一歩間違えると副作用の強い薬ともなりえる、とあります。ある人に承認してもらいたいから、ついつい頑張ってしまう、もっと認められたいと思ってさらに同じことをやり続けてしまう。それが要因で自分をダメにしてしまうということにも繋がってしまいます。

むやみやたらに承認ばかりし続けようと思って、相手を褒めるような言葉の乱発をしても、相手にとっては嬉しいどころか逆にそれがプレッシャーになってしまうことだってあるのです。

私は会社員のころは承認の言葉をもらっても、あまり嬉しさを感じなかったのです。なにか自分の心の中に満たされないものがあって、なにか自信のないものに対して褒める言葉をかけてもらっても、結局はなにも嬉しい感情が湧かない。このような状況が続きました。重圧だったとは自覚していませんが、結局は心のどこかに何か満たされないようなものがあったのではないかと思います。

幸せな職場にするためには承認することは必要になります。相手を認めることで、相手が何か行動に変化が起こるのであれば、それはどんどんとりいれていく必要があるでしょう。そして、相手を認めてしっかりと言葉で伝えていくだけで、その良い言葉のエネルギーが、職場全体の雰囲気をよくします。承認すらしない、という状況は職場全体の雰囲気がどんどん悪くなります。

承認自体は、面と向かってできることです。同じ空間にいなくても、最近はテレワークをしている会社であれば、パソコン越しに承認することもできます。まずは承認をするという空気をつくるのが第一段階ですね。存在、行動、結果。この3つの要素の承認をすることです。

そして、自然に承認ができる空気ができあがってきたら、職場のメンバー一人一人と話をしながら、どのような承認をする必要があるのか見極めていきましょう。相手のことを理解しないで承認を乱発するようでは、かえってプレッシャーになることもありますので、職場の空気はどんどん悪くなる方向に進んでいくでしょう。一人一人をよく見ること。幸せな職場にするためには、こうしたメンバー一人一人と向き合って話をすることです。最近1on1ミーティングが行われるようになったのも、その幸せな職場づくりに有効な手段として考えられるからでしょう。

私は、過去にマネージャーであった時には、できるだけ一人一人と対話をしようと思って、一人一人と話をする時間を確保しました。それは仮に時間がなくても、わずかな時間であってもやるように心がけたのです。ちょっとした言葉の交換で、お互いの知恵の共有につながるようにしました。こうした時間の積み重ねによって、一人一人のことがよくわかり、部下によって承認する言葉や行動を使い分けるようにしました。相手に合わせた、相手に応じた承認というものも、意識して取り組む必要があります。それがお互いに顔の見える関係の構築につながっていくのです。

承認をうまく用いる。ただ、あまりむやみやたらに承認すればいいというものではない。職場の雰囲気をよくしていくために、それによって、働く人が定着して成果が出せるように、承認をうまく用いるようにしましょう。一人一人に応じた適度な承認が、幸せな職場づくりには欠かせません。

東京・渋谷のスクランブルスクエア。これは新しくできたばかりのビルです。たくさんの人で賑わっていました。こうした場によって自分自身を承認してあげるのも、仕事を進めていくうえでは必要ですね。職場メンバー一人一人の承認とともに、自分自身の承認も適度に進めていきましょう!

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