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原点にあるものは?~表現者にあるものから思う~

世の中には様々な「表現者」と呼ばれる方々がいらっしゃいます。

静岡市内で始まった、大道芸ワールドカップ。毎年この11月の初頭に開催されている大掛かりなイベントです。街中に様々なパフォーマーが現れて、そこに集う人々を楽しませてくれます。炎や光を駆使して、笑いと拍手とどよめきと・・・これが商店街や公園のあちこちでやっているのです。この一見秩序がありそうで自由な街中になっているのがとても面白い。静岡市の中心部の構造をうまく利用したイベントではないかと思います。

大道芸人とは異なりますが、私がしている仕事もある意味表現者でもあるのかなって思います。コンサルタント、研修講師、セミナー講師、作家。様々な顔を持ってはいますが、いずれも自分のことを表現しています。しかもそれが独りよがりではなく、目の前にいる人の課題を解決するために力を注ぐ。場合によっては、目の前にいる人ではなく、組織、コミュニティ全体への変化をもたらすために力を注ぐ。それが結果的に大きな表現になることだってあるわけです。

では、この大道芸人たちの活動の原点はどこにあるのでしょうか?それは様々ではないでしょうか?楽しませることが好きであるということ、何か自分の専門性でお金を稼ぐこと、多くの人たちと笑顔の空間をつくりたいこと、などなど、様々な活動の原点があるからこそ、こうした芸を街中で表現し続けているように思います。実際に、この大道芸一本で生きている人もいます。活動の原点となることがあるからこそ表現しているのでしょう。

では、私はどうなのか?私にも原点はあります。それは、「私のしてきた失敗をしてほしくない」ということです。失敗してきた事象を抑えたうえで、人や組織、コミュニティへの成長のために力を注ぐ。相手に寄り添う。その気持ちをサービスに体現すると、職場のコミュニケーションの改善、という大きな柱が出てくるのです。他にもハラスメントの防止やコミュニケーションスキルの向上、メンタルヘルスのセルフケアなど、私の失敗を活かしたプログラムメニューが構築できるということです。

ちょうどいろいろと今転機が訪れています。今までとは違うスタイルで仕事のオファーもどんどん受けていきます。新たなパートナーさんやお客様と組んでいきます。特に困っている人、何かうまくいっていない人、解決していきたい人には応えていきたいのです。そんな想いをもって取り組んでいきたいのです。

甘えは捨てます。目の前にあるにんじんに飛びつくのもやめます。自分のやりたいことを、楽しくやること。これが、今がすごく苦しくても発展できるチャンスがあるということなのです。

原点にあることを活かしてやっていくことが、自身の成長や発展にもつながっていく。今日、いろんな人たちとの話の中で実感できました。

富士に戻ってきた意味もかみしめて、もう一度気持ちの原点に戻ってやっていきます。

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