7月から始まった、市民向けの講座、「まちの会議のやり方を学ぶ実践ゼミ」。今日は第2回目となりました。今日もお盆最後の休日にもかかわらず、朝から11名の方々がお集まりくださいました。感謝申し上げます。

汗だくになりながらも、一生懸命自分のやりたいことを参加者に伝えるファシリテーター、小泉卓登(こいずみたくと)さん。日々成長されている姿が素敵です。今日も、前回同様ファシリテーターとして全体進行をしてくれました。OARRという、ファシリテーションではよく使われるものを紙に書いて用意してくるところが、さすが小泉さんですね。タオルが印象的です(笑)。
今日のテーマは、「○○人参加の会議でも・・・」ですが、主に会議の準備をすることに焦点をあてて構成しました。ちょっとした寸劇要素も入れつつ・・・

これから入院を控えている自治会長の増田さん。最近疲れ気味で人の名前も忘れちゃうくらいです。そんな彼が、ファシリテーターの方々に自治会議の進行を任せたいと言ってきたのです。今まで増田会長が一方的に報告の会議ばっかりやっていたので、今回は変えたいみたい、だけど、入院してしまうというので無念ですね。
こんな多少のストーリーを入れながら、参加者の方々には準備原案を考えていただきました。目的や進め方の工夫、何を準備するかを網羅的にまとめてもらって、2つのグループから発表をしてもらいました。

みなさま、本当に熱心。東京から移住してきた妻が今回は事務局で参画してくれました。彼女曰く、「熱が違う!」というのです。高校生や大学生といった学生の方々、中小企業事業主の方、市民活動に取り組む方、市の職員の方、議員の方など多様な顔ぶれの学びの場ができるのはこのゼミならではです。少人数でも熱く真剣に取り組んでくださる皆様に驚きの連続でした。
こんな意欲的な方々に対しては、自分の持っているものをどんどん出して伝えたい。そんなわけで今日も講義部分を担当しました。約20分ほどの時間、自分の思っていることも含め、企業の研修で話す内容も交えながら講義をいたしました。

「自分が得たいゴール(目標)から逆算してみよう!」
営業の研修でもよく話していることは、こうした会議を進めるうえでも十分に使えると考えて、お伝えしました。いろんな想定されるゴールを複数もっておきながら、どんなゴールを獲得すればいいか。そのメッセージを核にして会議の準備に関する内容で構成しました。また、準備は入念に行うことが大切で、どのくらいの時間かければいいか、ということはありません。自分が納得できる準備をすることが必要。それは会議の直前までやっても構わないんです。そんな話も盛り込ませていただきました。
また、研修の業界に長く携わってきた身としては、こうした会議の準備も含めて、確認すべきポイントは様々です。参加する方々に応じた準備の内容、備品の有無、など多少各論にも踏み込みました。このあたりは私の研修業界在籍15年の経験値も入れ込みながら進めました。
前回もそうでしたが、女子高生の方から市議会議員の方までを想定した内容でどう伝えれば伝わるか、腹落ちしてくださるか。出来る限り難しくならないように心がけましたが、いかがでしたでしょうか?
次回は9月15日(日)です。ファシリテーターの小泉さんと企画をしっかり練り上げて準備を進めていきますね。

急遽事務局の役割を担ってくれた妻とともに、夕食はお魚主体でお料理をいただきました。妻がおいしそうにお酒を飲んでいる姿を見ると、こちらも嬉しくなるものです。感謝感謝のゼミでした。
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