幸せを実感できる場所は、あちこちにあります。私が幸せだと思う一つの理由は「自分が必要とされていること」です。そうなるためにはどうすればいいのでしょうか?
様々な職場において、皆さんが必要とされる瞬間があると思います。その瞬間を、自他ともに理解されている状況にあるかということです。必要であれば、様々な依頼が舞い込んできますし、不要であればそういうものはないでしょう。必要だからこそ、重要なプロジェクトを任されることになるし、不要であればプロジェクトに対して声もかからないでしょう。自分が必要であるかどうか。これは一つの幸せをもたらす要素になるといえます。
必要だと思ってもらえるようにするためには、まず知ってもらわなければいけないのですが、そのためにはまずは成果を出すことです。成果の大小は問いません。どんな成果であれ、自分自身の「成果」があることです。成果を出すためには、その成果を出すための自分自身が充実していることです。自分の心身の充実さがなければ、成果を出すことすら難しいですよね。
また、自分が必要だとされるためには、自分が何をしているかを相手に伝え、そして、その相手にもわかってもらわないといけない。そして、それを積極的に自発的に自分のことを伝えること。自分をどれだけ発信できるか、ですね。自分が何者であるかを自分で発信できるようにすればいいのです。
7つの習慣のなかでは、「自立」というキーワードがあります。「依存」から「自立」に至るには、主体性を発揮し、自分の目標やゴールといった終わりを描き、そして、まず最優先すべき事項から取り組んでいく。そのようにして「私がやります」と責任もって言える状態になるのです。
そうなれば、まさに、必要であるとの実感を職場でもってもらえる状況になるでしょう。自分自身が発信し、しっかりと伝えるようにすればいいのです。では、どのようにして伝えるか?伝え方も工夫しなければいけませんが、いろんな小手先の技術について想いを巡らすよりは、まず、自分が存在している。ベストな状態で存在していることです。その「ベストな状態」とは、私は、健康であることだと思っています。
健康でなければなにもできません。心身の健康です。体が健康でなければ、言葉を発信することができないし相手とも会うことができません。心が健康でなければまともな思考は働きません。心身の健康を守り、自分が必要だと実感できる、幸せだと実感できるようにすること。とにかく心身の健康が一番です。成果を出せるだけの土台をつくっていくためにも、まずはとにかく心身が健康であること。土台をしっかりと創る活動や学びをするにも、健康でなければできません。新型コロナウイルス感染症の拡大にあっても、しっかりと予防し、健康である状況を保っていく。ですので、不必要な活動は自粛して予防に徹するということになるでしょう。

今年はなかなかお花見にもいけず、やや寂しい感もあるかもしれませんが、大規模なお花見場にいかなくても、こうして桜が咲いている場所に行ってちょっとだけでも眺めてみれば、心が元気になります。心身の健康を守るためにも、こうしたちょっとした景色を大事にしたいものです。そして、成果を出せる人になるために健康を維持して活動できる土台ができれば、周りから必要とされ、それが幸せの度合いを高めることになるでしょう。幸せの実感をもった人たちが集まる場にもなっていきます。心身の健康をしっかりと守りましょう。
私もいよいよ今日から新入社員研修講師です。必要とされる場所がこんな状況でもあることに感謝し、行ってきます。
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