人にはそれぞれ、強みと弱み、もしくは長所と短所があります。どちらか一方しかないということはありません。両方あるからこそ、人になるんです。長所があってそれを活かす。短所の部分をカバーする。こうやって人は成長していくのです。
強みというだけではくくれません。それを自分のものとして捉えられているかという点が大きいです。一つの個性の中で、意識して発揮して自らの可能性を拡げられるもの。持ち味ともいいます。自分の持ち味を活かして仕事ができると、成果もついてくるでしょうし、仕事を通して喜びや幸せを実感できるんです。
先日、その持ち味と、人を承認することをテーマにした研修に参加し、この二つを組織に広めていくための活動ができる権利を得ました。

個を活かす組織づくり支援協会。こちらが認定をされている「承認コミュニケーター」の試験を受け、認定をいただきました。
当然、こういった認定をいただくためには、自分自身の持ち味を知る必要があります。自己理解と他者理解の考え方を用いながら、自分の持ち味は何かを分析しました。この分析をするうえで有効なのが、「持ち味カード」です。

私の持ち味として選んだカードです。それだけでなく、一緒にグループでワークをやった仲間からも、持ち味として認めていただいたものです。いわゆる、「自他ともに認める持ち味」です。1つは「人脈づくり」。東京では勉強会を主宰するなど、多くの人たちをつなげる活動をしてきました。この活動をしているときは、とても楽しくてワクワクしました。それを静岡でも活かしていきたいというのはもちろん実感しています。地域の人たちをつなげるような会をやってみても面白いかなって思います。早速そんなイベントを企画したくなりました。
もう一つの持ち味は、コミュニケーションです。特に自分自身がリーダー的な立場にあるときは、メンバーに対して積極的に関わります。もしくは、信頼できるリーダーの下で働くときは、メンバーとしてお互いに意見を交換して物事を進めていきます。リーダー経験は勉強会で、メンバー経験は職場や社会起業塾などで担ってきたこともあり、コミュニケーションをとれることが自分の持ち味として自覚するようになりました。実際に楽しいですからね。特に困っている人には助けたい気持ちが強くなるので、持ち味としてのコミュニケーションのスキルを発揮できるように感じました。
こうした持ち味、多くの人たちはどのようなものがあると感じているのでしょうか?これから組織内でキャリア形成をしていくに当たっては、自分の持ち味を見つめることが必須になりますね。

次は承認です。承認とは、「相手が気づかない優れた能力、資質、貢献、成長、可能性などについて、その事実を本人に伝え、自覚させること」です。相手の存在や行動を認めること、認めることをベースにして「褒める・感謝する」行為をする。これが、本人のやる気アップや持ち味の発揮によって成果につながっていくように思います。そして、上の図では、承認を正しく身につけるためのものとして、「承認カード」というものが写されています。私が特に意識してやっている承認のカード2枚です。全部で50枚のカードがあり、承認の方法を正しく身につけられるように、存在・行動・結果の3つの観点から承認が体系化されています。「相手を気づかう」という存在承認。そして、相手を励ます行動をとるという行動承認。こうした承認をどれだけできるか?承認の例をしっかりとおさえて、むやみにやるのではなく、事実をおさえて意味づけをして承認の言葉を発することが必要なのです。

このカードの裏側には、承認を正しくスムーズに行うためのワンポイントアドバイスが記されているのです。こうしたアドバイスを参考にして、承認がスムーズに出来るように心がけていくべきですね。
持ち味と承認は、いずれも奥が深いものですが、組織に浸透させていけば、組織の雰囲気がよくなり、仕事の成果も出やすくなる要素であると思います。それらを可視化したカードで、組織をより活性化するようにしていくと、顧客や社会からも信頼される組織になるでしょう。
持ち味カード、承認カードは、いずれも弊社で販売いたします。ご希望の方は、お問い合わせのページからその旨申し出いただければ幸いです。「持ち味カード●セット希望」「承認カード●セット希望」とご記載いただければ、折り返しご連絡をさせていただきますね!
持ち味と承認を大切にして、これからも働く方々のみらいを創り出せるようなアシストをしていきます!!
この記事へのコメントはありません。