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内発的動機づけを外発的に動機づけられる仕組みで引き出せる?

新型コロナウイルス感染症拡大の影響がまだまだとどまることなく、さらに悪化の一途をたどっています。そのような状況で気持ちも暗くなってしまうことが多くあり厳しい時期が続いています。それでも、なにか希望を失うことなく未来にむかって進もうとできているのは、仕事のどこかに面白さや楽しさを追究する気持ちがあって、それに沿ったことができているからなのかもしれません。

会社経営の視点で考えると、正直いって楽観視できるような状況ではありません。ただ、そこに焦点を絞ればいいというものではなく、自分の内面で面白い、楽しいと思えるところを追いかけていけば、そう簡単に挫けるものではないと改めて感じました。

よく動機づけの話が出てきます。外発的な動機づけと内発的な動機づけ。外発的なものがなければ危機的な状況に陥っても行動に移さない。たとえば、明日にでも資金が枯渇するからという一つの圧力があって初めて動き出す。それも一つの動機づけとなります。しかし、外発的なものだけで動き続けているとこれは単に振り回されているだけだと思い、つらくなるだけです。不幸の循環からなかなか抜け出せない依存した生き方が確立してしまいかねません。

外発的な動機づけばかりで動くのではなく、内発的に動機づけられているものに支えられているという実感を持てているか?内発的に動機づけられているもの、核になるようなものがあるからこそ人は動けるのではないかと私は思います。内発的に動機づけられるもの、それを発見する仕組みのようなものが組織にあれば、よりその中身も実感できるように思います。その仕組み自体は、外発的に動機づけられるようなものである場合もあります。

内発的に動機づけられるものを一人で見つけようとしてもなかなか難しいでしょうし、そのような時間も余裕もないという方も多いでしょう。ですので、一人で内発的に動機づけられるものを見つけなさいというのではなく、外発的な動機づけになりそうなもの仕組みの力を借りて見つける。そのために、何か組織で動機づけられるもとになる仕組みをつくってしまおうというわけです。

「日本でいちばん大切にしたい会社6」に登場する、鹿児島にある株式会社マコセエージェンシーは、会葬礼状を作成する広告代理店業を営む会社です。この会社は、会葬礼状という作成していると時には悲しみに覆われてしまうようなものを提供しています。そのためなのか、社員のモチベーションアップのために様々な仕組みが設けられています。「対番指導制度」など、様々な制度によって、新人と先輩がマンツーマンで関われることができるようになっています。こうした人的なかかわりを中心とした制度だけを入れているだけでなく、「マコセキッチン」というピカピカの社員食堂があります。ここでは、社員が交替で食事をつくり、とても見通しのよい環境(最上階にある)で食べられるという環境があるのです。

働くことに動機づけられるような環境が整備され、一つの仕組みになっている。それがあって内発的に動機づけられるものが見い出されるのではないでしょうか。この仕事を何のためにやっているのか、仕事の面白さや仕事を続けられる原動力がどこにあるのか。社員を大切にするような仕組みを整えるからこそ、仕事を続けられる要因が自分でもわかってくるし、それをもっと周囲に発信していけば、さらに周囲も支えてくれるでしょう。そのような良い流れができることが、厳しくて辛い状況でも力を合わせて乗り越えていける一つのヒントなのかもしれません。いわば外発的に動機づけられる仕掛けによって、内発的に動機づけられるものを引き出せる工夫がみえてきます。

最近は、新型コロナの濃厚接触の可能性もあるので、簡単には大人数での食事の場を使うことは簡単には出来ないかもしれません。最近よく用いれられるようになったオンラインの会議システムを使って、みんなの顔を見ながら食事をするだけでも、リアルの時とは雰囲気は変わりますがお互いの表情をみることはできるのでいいかもしれませんね。外発的に動機づけられている仕組みをオンラインに持ち込んでみてお互いに対話しあうというのも、現在は新しい形として定着するかもしれません。鹿児島のマコセエージェンシーでやられているような仕組みをオンラインで置き換えてやってみる、こうしてどこかコミュニケーションをとる機会を設けて、内発的な動機づけを発見してみると面白そうですね。

一息入れるために喫茶店でコーヒー。私にはこうした一杯が動機づけられるものの一つですが、コーヒーを一杯のんで内発的に動機づけられるものに見つめ合ってみる。研修講師という仕事の面白さ、楽しさを振り返ることができる瞬間です。

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