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活動のビジョンがあるか?~まちづくりにも必要~

昨夜はとてもきれいな朧月夜。仲秋の名月が見えましたね。

月の右下に見える工場の夜景。これから、景色がきれいに見える季節がやってきますね。空は高い。東京にいたころとはまた違う夜の景色を味わっています。

さて、昨日は日曜日の「まちの会議のやり方を学ぶ実践ゼミ」の打ち合わせ。第3回目の打ち合わせのために、最近よく伺っている富士市民活動センターへ行ってきました。センターのサイトはこちら

またの名を「コミュニティf」。昔はここにヤオハンというデパートが立っていて、幼い頃は、祖母に連れられてよく行きました。また、この建物を建てている最中には大きな事故もあって、建設中の建物の前を通っていた車に乗っていた方が犠牲になったこともありました。様々な歴史を経てできたこの建物は、かつての面影はないのですが、ラジオエフのスタジオも下に入っているなど、今の吉原商店街の姿にもなじんできたようなそんな感覚です。

昨日はゼミの打ち合わせをしながら、場づくりについて改めて考えました。場づくりの目的というのは一体なんでしょうか?楽しくやるためのもの?居場所をつくるためのもの?傷をなめあうためのもの?

どれも含まれるとは思います。私が場づくりをするのは、誰かがなにか行動に向かうためのきっかけであると思っています。たとえば、このコミュニティfでの市民活動も、利益を出すなどのものではないにしても、こうした活動を通してどうしたいのか、それが見えるものであるといいと思います。

たしかに、趣味のサークルで楽しくやってそれでいいという考え方もあるでしょう。ただ、それを通して「どうしたいのか?」がなければ、わざわざ市民活動としてやるほどのことはないでしょう。たとえば、趣味を通して人と人とのつながりを維持していくなど、です。

もしこうした活動によって、ある程度の人を集めてなにか街を変えるということであるならば、街を変えることを盛り込んだ目的をなにか含めてからでなければ変わらないように思います。結局のところ、まちづくりの目的はいったいなにか、というところに立ち返ってくるのです。

誰もが気ままに学んで未来に向かって活躍できる人の集まるまちにしたい。高齢者が若年層に教え合うまちにしたい。誇りをもって取り組んできたことをおたがいに吸収して学びから経済の発展につながるまちにしたい。環境を整えて山と海が美しく保たれて裾野の広がっていくまちにしたい。

このように、様々な「まち」へのビジョンがあってしかるべきですが、こうしたまちのビジョンをどこかで考え、それがいろんな人に落とし込まれるからこそ、市民活動も活発になっていくのではないかと思います。企業でもそうですが、まず理念やビジョンがあり、そこから各部門のビジョンがあって、行動する内容が落とし込まれて実行に移されるということですよね。これは、まちづくりでも同じことは言えるわけです。だからこそ、まず市民活動に対する市としてのビジョンがあり、市民活動もその市のビジョンを活かした活動団体としてのビジョンを掲げ、そこから各人がどんなことを楽しむのか、どんなことを学ぶのかが意識できればいいのではないかと思います。ビジョンといいますが、そんなに難しいものを考える必要はなくて、それぞれの活動をするうえでの根底にあるものがシンプルに言葉にされていればいいのです。

楽しんでやっていく活動の中にも、自分たちのビジョンを踏まえてどうしていきたいのか、中長期的な戦略がなければ、続きません。最初のうちはその活動を楽しんでいても、それらを続けていくとするならば、その活動を通してなにを実現したいのかを明確にしなければいけないでしょう。

私は、一緒にやっている小泉さんとも、このゼミを今後どういうふうに結びつけていくのか、ある程度のビジョンを持って取り組んでいるつもりです。まだ明文化されてはいませんが、今後、このゼミを運用する団体を立ち上げていく予定ですので、そこで明文化できればと思っています。

民間企業でも市民活動団体でも、こうした活動の目的を「ビジョン」という形で明確化でき、それに基づいて活動できるのかが問われます。ビジョンと活動が結びつき、こうした活動がうまく回っていく集合体が「まち」でしょう。ですので、まちづくりのためには、様々な目的をもった団体(集まり)が、それに基づいた活動を継続していくことが必要ですね。

その活動を、緊張感をもってやるとしても、その緊張感がいつもあって、参加する人の一人一人が自由闊達にものごとを話せるような柔らかい雰囲気が形成できなければ、なかなか機動的にならないでしょう。どうやって堅苦しい雰囲気を砕くのか?

そんなことを考えて実践していくのが、明日の「まちの会議のやり方を学ぶ実践ゼミ」です。明日のゼミでとりあげる「アイスブレイク」の意義は、非常に大きいと改めて思います。昨日はそのための素材を掘り起こすために、わざわざ青学のワークショップデザイナー育成プログラムで学んだときの資料を引っ張り出してきました。そこで学んだキーワードも紹介しながら、明日の講義部分の組み立てをしました。また楽しみな時間がつくれそうな予感です。

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