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強みを認識すれば大丈夫

立派なピアノが置かれています。これはJR浜松駅のなかにある河合楽器製のピアノです。思わず弾きたくなりましたが、弾けないです。コロナで弾くのが難しい状況でもありますが、そもそもピアノが弾けません(笑)。いかにも楽器の町らしいものが駅の中に堂々と置かれていていいなって思いますね。駅の利用者はコロナ禍で少なくなっているものの、街を象徴するものが立派に輝いているような気がしてうれしくなりました。

まさにこれは浜松のもっている強みだといえます。オートバイ、軽自動車、楽器など、浜松を象徴するものが多くイメージできます。工業都市浜松の代名詞となりうるものがこうしてどんどん思い浮かぶのは、浜松のもつものが有名だからこそなのでしょうね。これに最近は浜松餃子もあって、浜松らしさがどんどん押し出されているようにも思えます。

こうした自分の「強み」となるものをいかに認識して表現できるか?強みとなるものへの認識があれば、きっとその強みを生かしての表現ができるし、行動もとれるはずです。最初に出てきた「町」ではなく、「人」に焦点を当てた場合、強みを活かした表現や行動がいろいろと出来そうな気がします。

ただ、残念ながら、自分で強みを認識していな人が多いのも事実です。先日、ある会社で行った研修のなかで、自分の強みとなる知識やスキルをあげてもらうワークをやりました。仕事で何を身につけたかを思い出しながら、知識とスキルを確認して書いてもらおうと考えてのワークでしたが、なかなか筆がすすまないのです。なんとなく無意識のうちに覚えてしまった知識やスキルなので、なかなか自分の強みとなる知識やスキルだと自覚できないのです。こうした状況がよく見られます。強みといわれても、そもそも何を身につけたのかが明確に意識できていないので、結局は私の強みなどわかりません、となってしまうのです。

特に日本人は謙遜する方が多く、自分を低く見てしまうところがあり、悪いところや改善すべきところばかりに目がいくように思います。組織全体で悪いところをつぶして改善を促してという流れが定着すると、雰囲気も悪くなります。そのような状況が続くようでは正直残念な人や組織にになってしまうのです。なんだ、結局この人は悪いところだらけだと。なんだ、この組織は悪いところばかりで何も誇れるものがないと。悪いところに目がいけば、強みどころではありません。他の人から見ても、強みがまったくわからないのです。

人を冷静にみると、悪いところばかりではなく、良いところもたくさんあるし、良いところも輝いているのです。それがまさに強みとなりうるものです。自分ではたいしたことはやっていないと思っていても、冷静に考えたら素晴らしい技術をもっている人だってたくさんいます。そういう人でありたいですよね。強みであふれている、ってみんなが思えたらうれしいです。

悪いところに目を配るばかりではなく、自分の強みを認識して、それを活かして仕事ができる人になってほしいです。強みを活かして輝きを放てる人になってほしいです。まだまだ私は「だめ、不十分」などと思うのは簡単です。ただ、まだまだだと思うのであれば、そのまだまだを脱するようにしていきませんか?持っている強みを活かして、まだまだの状態をぶち破りましょう!大丈夫大丈夫!!

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