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認知症サポーター養成講座受講

豪雨の中、傘をつぶしながらも妻と一緒に市の講座に参加しました。

最近、私の家族に忍び寄ってきているのが認知症にかかわることです。今まではまったく縁がなかったのですが、ここ最近、母の体調がよくない状況になり、やや認知症の症状が出てきているような感じがしていたので、学ばせていただくことにしました。認知症サポーター養成講座です。

講座の先生は、私の母と同い年の方で、富士市内の「2人3脚」というグループホームの代表の石田さんでした。現場でのご経験が豊富で、実際の現場でのお話もお聴き出来てとても有意義でした。

私は、認知症に関してはほとんど知識がありませんでした。脳の細胞が死滅して出てくる症状が認知症で、脳の細胞が壊れて直接起こる「中核症状」と、性格や環境、人間関係などの要因によって精神症状や行動に支障が出る「行動・心理症状」の大きく2つの症状が出るそうです。特に、記憶や見当識、理解力や判断力、実行機能などにかんする中核症状は治りにくいそうで、薬によって症状の進行を遅らせるような処置がとられます。一方で、不安な気持ちや鬱症状、幻覚や妄想、徘徊、興奮、不潔行為などの行動や心理にかかわる症状は、治る可能性があるといわれています。

私の母は、感情面で不安定な状況が起こっています。うつ病なのかもしれないとも思いつつ、記憶面での症状も多少出ていることはたしかです。そこで認知症のことを考えるようになりました。脳出血で2度倒れて入院し、リハビリを経て今は自宅にいます。ただ、左半身に力が入らない状況になってしまい、現在は車いす生活を余儀なくされています。父が介護していますが、ここ1年での母の急な変化によって父も疲れ気味になっています。ですので、時間ができて実家に行けるときには、車で20分ほど離れたところにある実家に顔を出しています。母は感情の起伏が激しくなっていて、不安になって泣くことも増えました。できるだけ目線を合わせて傾聴してかかわるように心がけています。感情が爆発して涙を流しても責めることはせずに、できるだけ笑顔で話を聴くように心がけています。

そんな母の様子を思い出しながら、約90分ほどの講座での話を真剣に聴きました。他人事ではなくなった認知症について理解を深めて、何かの役に立てるようにしたいとの気持ちが強くなりました。先生だけでなく、一緒に受講されていた民生委員の方からもいろいろとアドバイスをいただきました。

認知症の人への対応の心得は、「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」だそうです。母はせっかちなところがあって、他人にせかすことも多かったです。子どものころは「早くしなさい」と言ってよく怒られました。だからといってそれを逆に今はやらないようにしています。ゆっくりと待つようにしています。

そして、具体的な対応の7つのポイントは、「まずは見守る」「やさしい口調で」「余裕をもって対応する」「おだやかに、はっきりとした話し方で」「声をかけるときは一人で」「後ろから声をかけない」「相手の言葉に耳を傾けてゆっくりと対応する」。特にゆっくりと聴くのは必要です。傾聴については、8年前に産業カウンセラーを取得するにあたって徹底的に学べたのが今に活きています。

母だけでなく母を介護する父のことも心配になります。「俺は大丈夫」「おまえに心配をかけたくない」と一言めには言いますが、膝や腰を痛めていることもあり、あまり無理はさせられません。十分に睡眠がとれているとは言い難いのです。体調とともに時々心も不安定になることもあり、そのときはできるだけ長めに話し相手になっています。実家に行く際には、食事を買って一緒に食べるようにしています。デイサービスに母が行っている間くらいは自由にしてほしいので、好きなことをしてストレスを解消しているようです。ただ、いつまでも今の状況がいいとは思っていません。

私自身も決して安定して経営ができる段階まではまだまだで、もどかしいところもあります。十分なことができない状況なのです。もどかしい部分はあるけど、私自身も元気でやらないと両親にかえって心配をかけてしまうので、経営を軌道に乗せていくことを喜んでくれる両親ですから、そちらで今は一番力を入れていきます。「社長社長」と嬉しそうに両親が言っているのを聞くと、がんばらなくてはなぁとつくづく思います。

産業カウンセラーとしても、うつ病をさせないためのアドバイザーとしても、認知症にかかわる知識は必要です。職業人としても必要なことを学べてよかったです。活かしていきます。

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