昨日から多くの人たちが、仕事や学校の授業開始ということで、なんとなく社会がお正月のお休みから目を覚まして動き始めた感じがします。街中にもスーツ姿の大人や、制服姿の学生が増えてくると、社会は動き出したと感じます。
そんな新年正月休暇明けの日は、我が事務所へのご来訪や書類の提出で忙しく過ごしました。夜には地元経営者の方々との意見交換会に参加。地域に根づくUターン起業家としての活動となりました。
特に昨夜の地元経営者の方々との意見交換では、地域の若者の意見を聴く機会をえて、さまざまな世代の方々が集まった場になりました。
こうしてできる様々な場は、場を束ねる方々の個性が出てきて、そこに共感できることは多くあります。ただ、その場と同じような世代の方々が集まる場なのに、お互いの場のことを知らない、あるいは場の規模が大きくなると、場のメンバー同士がわからないということもあります。こうした自分以外の他を知らない、わからないというのは果たしてそれでいいのか?いいわけがないと私は思います。とりわけ場の存在する意義が同じであって、同じような特徴を持った場を担う団体が複数あると、なんだかよくわからないです。それぞれの場にどのような特徴があり、何のために行うのか、かかわりをもちたいという方々からすれば、わからないということになるでしょう。
民間企業が乱立する業界にも、その業界内の企業の違いがなんなのかわかりにくい場合があります。まだ営利が絡む場合には、経済発展につながるため、わかりにくい中でも競合相手をしながら活動するのは当たり前ですから、自分の強みを全面に出して、利益の追求やコストの削減に取り組んでいくことになるでしょう。
ただ、営利が絡まないような社会課題解決のための活動を任意の団体が行う場合には、同じようなことをやっている団体同士が互いを理解し合いながら活動することは不可欠です。いがみ合い、蹴落とし合いはもってのほかです。同じ方向を向きながら活動するのであれば、連携しあっても構わないし、むしろその方がベストな選択肢でもあるのです。
社会課題の解決に取り組もうという人たちは、年々増えていて、様々な世代の方々が絡んできているように思います。こうした世代の違いや出身の違いなど、互いの違いを理解し合いながら生み出されるものは、新しい価値を創造する可能性が高いですね。イノベーションが、既知のものと未知のものの組み合わせだと、ある学者が言っているように、違いを理解し合いながら新たな価値を生み出すことは、社会課題の解決には不可欠のように思います。
特に連携しあって同じ想いを持った団体同士がいがみあうことなく繋がれば、課題解決の糸口すら見えなかったことも見えてくるように思います。昨日の地域の経営者の方々の集まりに参加して、互いの想いをすり合わせていきながら、連携するところは連携しあって地域の社会課題を解決することが必要だと改めて実感しました。

今はまだ雲がかかり、雨が降るような時期もあるでしょう。やがて雲がとれて青空になるかのように、社会課題の解決にあたる団体同士がすっきりとした気持ちで力を合わせて連携し合う。それが今年の、いや、次の10年には必要だと思います。競争よりは協働、というよりは連携できるように、連結部の役割のようなことをこれからやっていきたいなと思います。
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