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働く場での幸せを願う~創業記念の日に~

街は新型コロナウイルスの影響で相変わらず静かです。近所の幹線道路は夜になると、最近はほとんど車が通らなくなっています。もともとお休みの日の夜は交通量が少なくなりますが、夜の8時以降、しばらくの時間一台も車が通らないという日もあり、街の活気が失われて暗くなっているのが残念です。はやく新型コロナウイルスに絡む休業自粛要請などが終わってほしいですよね。そのためにも、今は一人一人ができることをやるしかないですね。

画像は昨日の三島の市街地。昨年の5月1日は、富士みらいクリエイションが創業をした日です。創業記念の日に三嶋大社に行って祈願をしました。ちなみに、昨年創業日に書いたブログ記事はこちらです。

昨年と異なりずいぶんと寂しい境内でしたが、しっかりと自分たちに向き合える時間を過ごせました。心を穏やかにして平穏と幸せを願う。この時間が今は一番心が落ち着きます。日本古来の神に祈るという行為は、こうした乱れた社会には欠かせない原点となる行為なのかもしれませんね。

「幸せを願う」とありますが、改めて思うのは、働く場所での幸せです。心が穏やかに、幸せを感じて仕事ができないとなると、様々な争いや嫌がらせが出てきてしまいかねません。顧客とのコミュニケーションにも少なからず影響します。器用に相手によってコミュニケーションのとり方を変えていても、同じ人間がコミュニケーションをとっていることに変わりはありませんので、どこかで悪い影響が出てしまうのです。

新型コロナウイルスの感染拡大で私が懸念するのは、働く人たちの雇用とともに、アフターコロナのもとで働くことになる人たちの心です。まずは今までの取引先の方々との関係をまず確認していくことから始めていくことになるでしょう。取引先の方々とは、まずお互いに元気に話ができることの幸せを感じ、やがて取引が本格的に再開すれば、当たり前のように発注と納品を繰り返していたころの関係の有難みも実感するはずです。これまでの関係をさらに良く方向に注力して、お互いの心を取り戻し合っていくことが必要になります。オンラインで商談をしていても、確かに顔はみえますが、お互いの心が伝わり辛いことだってあります。

同じように社内の関係もそうです。お互いに仕事ができる喜び、幸せを実感していくことです。今は休業を余儀なくされているところも多くあります。そうしたなかで、社員同士で会うことはプライベートであるかもしれませんが、それがなければほとんどなくなってしまっているという企業もあるでしょう。オンラインであっても対面で実際に会う場合でも、お互いに共通の目的をもって仕事ができる喜びを実感しあえるいい機会をつくれるでしょう。

「なぜ自分たちはこの企業で働けているのか?」「どんなことで貢献出来ているのか?」「どんな価値を感じてもらっているのか?」「市場、顧客にどのようなことを言われているのか?」「働くことで個人や組織が幸せを創り出せているか?」などなど、いろんな問いを考えてみましょう。お互いに問いを出して改めて働く目的、会社で仕事をする目的などを確認し合うのも一つです。それはオンライン会議でもやってみていいでしょう。なにか共通のお題を設定したうえで、お互いの顔を見ながら話す時間をとれるようにするのです。

テレワークの期間が長くなり、相変わらず「3密防止」で働くとなれば、働くことへの幸せや喜びを見いだすことが難しくなるかもしれません。出勤するのが嫌、仕事をするのが嫌という社員に対しては、なぜそうなってしまうのかを確認し、必要なケアを行う。嫌になってしまう理由を一緒に探り、解決していくことが求められます。様々な事情が絡み、今までと同じように心のケアが簡単にはできなくなっているので、どうやって解決するのか一緒に考えていくことも、時には必要かもしれませんね。嫌な気持ちがどうやって解消されて、幸せな気持ちに変わっていくのか?

幸せな気持ちは、アランの幸福論によれば、連鎖するものです。お互いに仕事を通して感じる幸せな気持ちを確認してみましょう。そうすることで、コロナウイルスによってもたらされた不安が吹き飛ぶのではないでしょうか。職場の雰囲気が悪くなってしまうのは、こうした幸せな気持ちがなく、嫌なことや不幸なことばかりを発信し続けているからでしょう。

最初は嫌な事や辛いことを吐き出す場があっていいのですが、それだけに終始しないことです。希望や幸せな気持ちをもって仕事をすることを忘れないでほしいです。職場の空気をいいものにするためには、オンラインでも対面でも、お互いに幸せな気持ちをぶつけあえるようにすること。その一つの取り組みとして、同じ企業で働く意義や目的の交換をしあうことをやってみてもいいでしょう。その時間を確保したうえで、働ける場所が幸せな場所になるように、お互いにコミュニケーションをとりあいましょう。ちょっとした話し合いでも、お酒やおつまみ持ち込みでもOKじゃないでしょうか。様々な活動が制限されている今だからこそ求められる幸せな場づくりです。

私は、決して幸せボケになっているわけではありません。不幸も連鎖するけど幸せも連鎖します。嫌な気持ちになりがちな今だからこそ、幸せになることを考えてほしい。改めて今感じる、働くことができることへの幸せ。それが満足にできなくなっている人たちを逆に応援したいのです。幸せな職場をつくっていくことを望む人材育成のプロとして応援できることは応援したいのです。いつまでも今のような活動自粛、活動制限を余儀なくされることは続きません。お互いにみんなで希望をもって進んでいきましょう!

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