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誰か一人に意識して伝える方が伝わる!

誰かのために伝える。誰か一人を意識して伝える。自分の考えを伝えるときや、新たな情報を伝えるときには、ついついその場の全員にわかってもらいたいという気持ちが強くなりがちです。ただ、逆にそれをやるとしたら、何らかの望ましくない影響が出てくると考えた方がいいでしょう。

私は、人に何かを伝えて行動変容をもたらすための研修の講師をしています。そのときに、誰に伝えたいのかをよく考えないといけない。ある方のメールマガジンを読んで気づかされました。

その場にいる全員にわかってほしいから伝えようとするとうまくいきません。例えば、数十人の人たち全員にわかってもらおうとします。そうすると、ついつい守りに入ってしまいます。そして、守りに入ったことがはっきりとわかって無難なものになってしまうのです。そうなると、満足度の差がかえって大きくなるのです。ですので、その点は十分に注意する必要があります。「特にこの人に伝えたい、変わってほしい!」という人をターゲットにして、伝える内容を組み立ててみるといいでしょう。

また、守りに入るということは、言い方を換えれば、他人の評価をひどく気にするということでしょうか。せっかく手にした仕事を失いたくない、研修の受講者に嫌われたくない、などの気持ちが強くなる。そうすると、その気持ちがどんどん強く出てしまって、伝えようとする内容が、自信のなさそうなものに聞こえてしまうこともあるかもしれません。私が過去に、初めて研修講師の仕事をやり始めた頃はそんな感じで、受講者である相手の反応を恐れてばかりでした。なにか質問されたらこわい、アンケート評価で厳しいものをもらってしまったらどうするか。そんな気持ちが強かったですね。嫌われたくないという気持ちが先行しました。

そうなると、伝えようとする内容が相手には届かないですね。相手に届かない、だから結局は上手く伝わらないということになるのでしょう。オンライン化で対面で同じ場所にいなかったとしても、伝えようとする内容が無難であったとしたら、同じように伝わらないままですね。

ではなにをするのがいいのか?まずは、研修の受講者など、聴いてくれる人の中で、ある一人の属性をまず理解するところから始めてみましょう。そこから、その一人がどのような課題を解決したいのか、どうなりたいかを確認しておくといいでしょう。「相手がどうなりたいのか」に対して、なにか貢献できることが、伝えようとする内容で解決できるのであればそれでいいのです。一人の変化を促すために、自分自身が伝えた内容が響いて変化していくのが目に見えるものであればベストですね。

富士市の吉原商店街。今日はとても天気が良かったです。その商店街近くで「伝える」ことについて、いろいろと考えさせられる時間を過ごしました。どんな人に届けたいか?どんな人に伝えたいのか。まだまだその模索は続きます。

伝えるときに「多くの人に伝えなければ!」と焦らずに、誰に伝えたいのかをしっかりと見据えてやっていこうと思います。

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