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自信がないから明確な自分の「目的」をもって行動する

私がいる静岡県(東海地方)は梅雨明けして晴れ間の覗く1日になりました。今朝も近所から勢いよく蝉の鳴き声が聞こえてきます。夏本番になってきたのかなって思いますと、なんだか気持ちが明るくなり、嬉しくなります。

コロナ禍でいつもよりも長くて量も多かった今年の梅雨の時期。このような時期ですので、気持ちはどんどん落ちがちになったという方も多いのではないでしょうか?コロナのこともあって、例年以上にうつ病を発症される方が多いのが気になります。私も決して元気とまでは言い難く気持ちがよく落ちる日が多かったですね。雨が続いてすっきりしない日々が続くことによって、気持ちが不安になる、暗くなる。梅雨明けによって、ようやくその時期から抜けたという人も多いかもしれません。

ただ、「なんだか気持ちが不安、暗い」というのは、みんながそうかといえば決してそうとは限らないのではないでしょうか。これは、外部からの情報(刺激)に基づいて、自分で物事を捉えて(認知)、そこで不安で何もかもするのが嫌になって引きこもってしまう(反応)という流れを、自分で勝手につくっているにすぎないのかもしれません。長い雨の時期であっても、自分で物事の捉え方を変えれば、決して気持ちとしてでてくるものは暗いことばかりではないはずです。

私はもともと、自信がないと思っているような自己肯定感が決して高くはない人間ですが、それでも自分でいろんなことをやっています。そもそも自信がなくて営業が全然うまくいかなかった20代の頃を思い返せば、今は他の方に営業のポイントや戦略について語っていて、それが心地よい状態になる一つの時間として確立しています。静岡県内の中小企業の方々に対してお話をする機会をいただいたり、先日は日本プロフェッショナル講師協会™でも話をさせていただきました。そもそも自信がなくて、人前で発表をするとなれば恥ずかしくてしかたなかった子どもだったのに、今では、人前で発表をするのは全然苦にはならないですね。むしろ、いろんな人たちに認知していただけるので、大きなチャンスだと思って楽しんでやらせていただいています。そして、それが自然と相手に向かって語り掛ける、相手の方の想いに向かっていくような伝え方に変化しているように思いますね。

また、そもそも何をするのにも自信がなくて、最初に社会人になってやった仕事も全く面白くなかったという私でした。会社員の頃はいろんな人に叱られてばっかりで、時には大きな雷をおとされなければわからないようなどうしようもないやつでした。

しかし、今は会社員から独立しました。今は、地元でほとんど他にやっている人がいないような、人材育成コンサルティング及びキャリア支援を事業としている会社を営んでいます。独立して自分でやることは夢としてはかなくもっているだけだったのかなって、昔は思っていました。

また、会社員の頃は、いつも自信がなくて怒られてばかりだったので、険しい顔で仕事をするようになっていました。上司という立場になって、怖い顔をするのが当たり前で仕事をしていた私ですが、今では、褒める言葉の大切さを訴えて、仕事をするのが楽しい職場づくりに力を入れるようにしています。こうした職場が、組織としての頑強な骨格をつくり、成果をあげられる社員であふれる組織になると、様々な会社での就業経験を通して実感したからです。

こうしてみると、「私は自信がなくて・・・」という動機から、表面的に思っていたこととは違うことをやるようになっています。まるで逆行人生?裏腹人生?なんでしょうか?

周りにたくさんの人がいて、あこがれる存在がいる。私よりもすごくいろんなことができる人がいるし、経験がいっぱい積み重なっている。すごいなぁ~、という気持ちになる。そこで自分も負けていられないので勉強してみる、けど続かない。これって、外部の刺激に対して時間を置くことなく反応しているのでうまくいっていないように思います。この場合は、さらに自分のできないことに目がいってしまい、さらに落ち込んで疲弊していますね。たいていは自分のために仕事をしているとき、あるいは、何かの目的のために仕事をしているという意識が希薄になると、落ち込んで疲弊しています。

そうではないのです。自分の軸をしっかりともって、何か目的をもって仕事をするようになれるからこそ、いい成果につながるのです。多くの人たちからの信頼につながっていくのです。自分の仕事の目的、生きる目的、そして、会社でいえば経営理念のような大切なものを温める。その温めて取り組んでいるという気持ちがあるからこそ、ぶれないのです。仮に、外部から強烈な刺激を伴ったような情報が入ってきても、だんだんそれに振り回されることがなくなり、自分にとって大切な人の情報だけをキャッチして、一つの軸に沿ってそれを冷静に捉えて行動するからこそ、のぞましい結果が伴ってくるのだと思います。

自信がないからこそ、自分の軸(経営理念)をしっかりとつくって、それでできることをやる。これが自分にとって心地よく、楽しく感じられるようになれば本物です。刺激によって即座に反応する間にある、自分の認知の歪みを矯正すると、刺激に対しても即座に反応するのではなく、冷静に自分の気持ちと対話して、取り組めることが多くなるのかもしれません。それが、自分の気持ちの安定と、満足感、そして少なかった自信を獲得していくことになるのでしょう。自信が周りの人の幸せをつくっているのかな・・・

昨日は、富士市の富士川の西側、富士川楽座へ。富士川楽座も人が少しずつ戻ってきていますね。梅雨明けして食べたソフトクリームが最高でした(笑)。ソフトクリームが美味しい、幸せと思える日々を送れるようにこれからも進みますよ、暑さに負けないで!

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