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オンラインのコミュニケーションで必要な安心感とは~表情に気をつけて~

やってみたからわかる。経験したからわかる。いいことも悪いことも、好きなことも嫌なことも・・・私はその経験の力を強く信じているからこそ、その経験をもとにして人に対して物事を伝えることができるのかなって思うのです。伝える内容は、ビジネスに関してのスキル。それが活きるからこそ、人は成長する。その成長の場をこれからもどんどん増やしていきたいのですが、そう思ってみていたときに・・・

再び新型コロナウイルスが拡がっています。コロナ禍では、私のような研修講師は、活動の場がなくなり、厳しい状況になりつつあります。クラスター発生のニュースにも、研修がクラスターに関係している情報がいくつかあり、集合してワークショップスタイルで研修をやるというのは、避けられる傾向にあります。私自身、ワークショップスタイルの研修の企画と実践を一つの強みとして認識しているからこそ、もろに感染するリスクの高い集合型の研修は・・・となるわけですね。ただ、企業としても経営をとめるわけにはいきません。業績が悪化して手をこまねいているだけでは終わってしまいます。今立ち止まらなければいけない時期だからこそ、自分の刃を研ぐ意味でも、研修の価値は大きいと思われます。研修も何もやらずに、というわけにもいかないのではないでしょうか。

そういった背景のもとでは、オンラインで行う研修が増えています。ZOOMを筆頭に、マイクロソフトのteamsや、webexなど、様々な会議や集まるためのシステムが脚光を浴びて、それをつかってオンラインスタイルの研修をやるという動きが出てきました。私は、今年の4月に、初めてZOOMを用いて新入社員研修を実施し、チャット機能やカメラ機能などを上手く使って、無事に終えることができました。また、Teamsでの実施も先般経験し、無事に問題なく終えることができました。そして今日、ZOOMについてはproに切り替えて有料プランにしました。有料プランにして、100名までのセミナーや研修を実施できる環境が整いました。それなりの人数が集まる研修をオンラインでやることについては、いつでもやれる環境が整いました。一か所に集まっておこなう研修は感染リスクが大きいということで、ZOOMを使った研修をやっていこうということになります。

そのZOOMを使っての研修やセミナーは、相手の表情や声、コミュニケーションスタイルがはっきりと見えます。特に感覚が敏感であればあるほど、それに対して明確に理解できます。今までのコミュニケーションの癖がはっきりとわかるのです。ZOOMの研修を受けるときに怖い顔をしていると、その表情がアップされて、もうZOOMなんて嫌だとなるわけです。ビュー機能をうまく使いながらみるとそれがわかります。

そして、そのときに感じた「嫌」という気持ちが、仕事の様々なところに悪い影響を及ぼしてしまうのです。これでは、ZOOMの研修やセミナー、果ては会議なども嫌になります。ましてや、テレワーク主流のビジネスにおいては、これが職場のマネジメントで使用されるとなれば、余計につらいですね。もうおなじ場所で嫌な上司と日々顔を突き合わせなくていいと思ったら、画面の向こう側で怖い顔をして大きな声で怒鳴る。それは感覚が鋭いほど心に残ります。

画面の向こう側で話している人の言葉や資料の文字と言うのは、なかなか頭に入らないものです。なぜならば、メラビアンの法則にもありますが、人は第一印象を見た目や声で判断するという割合が高いからです。言葉と表情が不一致を起こしている場合でも、言葉ではなく、その人の表情の印象が思いきり記憶に残ります。

今日は、こうしたことを含めて、ふだん以上に感覚を研ぎ澄まされるような場に参画しておりました。楽習オンラインセミナー第2回め。私の独立後の研修内容の基礎をつくってくださった藤咲先生のセミナーです。藤咲先生は、顔を突き合わせて行う集合研修がこれからはしばらくはできないと見こされて、いち早くZOOMでのセミナーを実施してきました。セミナーで行っているのは、テクニック的なものの習得ではなく、改めて、感覚を大切にしようというものでした。感覚を大切にしていくという点は、対面でもZOOMでも変わりません。ただ、もし違いがあるとしたら、ZOOMの場合には、オンラインのコミュニケーションになるため、いつもより感覚が鋭敏になります。ですので、お互いに対しての感覚も敏感なものになり、知らない人どうしでは、より警戒心が強くなって、まじめな顔で参加している人が増えます。

「まじめな顔=怖い顔」、ですね。怖い顔の人たちが画面越しに集まるため、お互いの怖さが際立ちます。ですので、時間をかけて場づくりをしていかなければ、なかなか怖い顔が穏やかな顔にならないのです。表情のリアルなところまで、いいところも悪いところも、ZOOMであればはっきりと出ます。怖い顔をしている人を見た別の人はどう思うか、をよく考えなければならないでしょう。

実際に同じ場所で顔を突き合わせる場合でも、オンラインの場合でも、変わらず人との関係をつくるポイント、それは笑顔です。笑顔とともに、人に安心感をもたらすような見た目にも穏やかな表情なのです。笑顔が当たり前のようになった段階で言葉を投げかけてあげれば、相手はとても嬉しくなって、心にしっかりとインプットされます。嫌なことも、際立っていればインプットされます。しかし、それ以上に、自分の気持ちが穏やかになるような良いことも、安心さを感じられる場であればインプットされるのです。大好きな人から笑顔で温かい言葉をかけられる、労いの言葉を笑顔で上司から言われる。こうした場面での言葉が、嬉しいと感じる気持ちとともに、自分を信じる気持ちを高めてくれるものです。未来のはるか先にある、人生の成功まで導かれるルートがはっきりと見えそうな感じがしますね。

私は、改めて藤咲先生の教えをかみ砕いたうえで、オンライン版のコミュニケーション研修プログラムをいくつかつくります。話す、伝える、聴くなどの一つ一つのスキルを磨くとともに、そこに至るまでに、お互いがオンライン上で参加している場を、どうやって居心地の良い安心安全な場にするか。こうした場づくりもしっかりと時間をかけてやる研修をつくります。最近、管理職層などを対象にした「1on1コーチング研修」のニーズがありますが、関係性が悪い状態でコーチングスキルを発揮して、質問ばかりしようとしても無駄です。余計に相手との関係性が悪くなってしまうでしょう。仮に、上司の表情など、見た目が安心できなかったら、部下は知らず知らずのうちに会社を辞めてしまうかもしれませんね。

コミュニケーションスキルも大切ですが、それ以上に相手に与える安心感を忘れてはいけません。スキルが発揮されて活きる前に、まず感覚を研ぎ澄ましていろんな感情をしっかりと捉える必要があるでしょう。そのうえで、職場の上司や部下とコミュニケーションをとっていかなければいけません。コミュニケーションスキルの強化によって成果をあげることも大切ですが、それを背景にして、オンラインでのコミュニケーション力を高める研修カリキュラムをつくります。

今日は空も明るい時間が多かったです。雨の多かった7月も終わり、いよいよ梅雨明けでしょうか・・・夏がやってきます。

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