先日、ある方のお話を聴きながら、自分自身が人材育成で社会に貢献していく中で、大切にしたい考え方を整理しました。人材育成コンサルタントとして、仕事を地方を中心にしていくうえで、大切にしたいものを下記に打ち出します。
1.安心、安全の場をつくること
安心、安全の場の保証。これがなければ、人がなかなか自分の想いを話せないということです。安心、安全の場であるからこそ、立場を超えてどんな意見も言い合える。意見を言い合えれば、様々な問題解決への方向が明確になる。更には、その問題が解決していくことで、人材の成長や生産性の向上、成果の創出につながっていく。こうした流れができるようになってくれば、安心、安全の場をつくることが、みらいのリーダーをつくりだせる組織をつくりだす近道になってくると思われます。地域や地方、組織など、一つの場の中に取り込む重要なキーワードは安心、安全です。
2.相手を理解し、尊重し合うこと
相手を理解、尊重しあうこと。これを私の人材育成コンサルティングの中では大事にしていきます。恐怖や緊張を与えることは、相手の真の力を発揮できる状況をつくることに対しては大きな障害になります。相手の気持ちをぐらつかせてしまうとなれば、成長を促進することなんてできるわけがないのです。理解をして尊重をする。相手の存在を理解し、相手の存在を尊重する。だからこそ、どんな意見も言葉も考えも、まずはしっかりと耳を傾けることが必要です。上下、勝ち負けで判断するのではなく、相手を一人の人として理解して尊重する。たとえ考え方が違っていても、「違う」といきなりぶつかっていくのではなく、一人の人として尊重していけるからこそ、人はのびのびと心にゆとりを持って、自分の力を発揮できるようになるのではないでしょうか。
デール・カーネギー氏の名著「人を動かす」の中で、このような原則が書かれております。
「常に、相手に価値があると感じさせる。それを心から行なう。」
まさに相手を尊重する、相手に価値を認めてもらう。
これはとても大切です。
3.楽習により気づきを促すこと
学びの環境においては、「つらい、つまらない」のでは、人の記憶に学んだ内容は定着しません。人間は一日たつと、75%以上の内容を忘れてしまうという検証もされております。ですので、学びが気づきに変わるためには、学んだことが定着するように人材育成を進めていくことが必要です。そこで、楽習モデル(明るく、笑いがあり、出会いがあり、動きがある」にのっとった学びの方法を提唱します。お互いを理解し合って、笑いで包まれる場をつくりだす。それによって成長実感を互いに得られることにつながるのです。こうした学びの場によって、一人一人の心に印象に残って気づきがうまれ、行動につながっていくのです。行動の積み重ねによって、組織の生産性向上や新たな成果につながります。ですので、研修やコンサルティングの現場では、緊張感ではなく、お互いの成長実感を得られるような場をつくっていきます。時には厳しい要求も、成長ができると信じているからこそ、です。むやみにプレッシャーを与えて厳しい研修をやっても効果が薄いです。楽しい学びの環境をつくったうえで、お互いに切磋琢磨しあえる組織にしていきたいですね。
以上、3つの考え方を人材育成のサービス(研修やコンサルティング)に取り入れて、「みらいのリーダーをつくる、ミドルの様々な課題を解決し、みらいに向かって成長を促す」。こうしたことで、まさに、無限の可能性を拡げていけるのだと思っております。
富士みらいクリエイションの人材育成サービスの3大方針。「安心、安全の場をつくる」「相手を理解し、尊重し合う」「楽習により気づきを促す」。コミュニケーションを取り上げていくためには欠かせませんね!!
この記事へのコメントはありません。