ブログ

1件の重みと感謝

最近思うのは、「1件の重み」を大切にしようという考え方です。

どんな仕事であっても、1件のお仕事をさせていただくというのは、とても有難く思います。特に最近はその重みを実感しています。

かつては、件数を追いかけるというスタイルの仕事をしていました。クレジットカードの件数をいかに多く増やすかを目標として仕事をしておりました。ただ、決して商品への魅力が薄く、また、そもそも私に商品への愛着がなかったので苦労していました。クレジットカードというのは、なかなか差別化しにくい商品で、要はブランド勝負みたいなところがありました。

当時は、私が担当しているクレジットカードの領域では、セゾンカードが競合で優位に立っていました。また、デビットカードもまだ出る前でしたが、徐々にJ-DEBITの話も大きくなってきていて、その脅威もありました。

そういったなかで、いつまで続くかわからないような、件数だけを追いかける仕事をし続けていたので、なんとなく惰性で仕事をし続けていたように思います。当時はそれが苦痛でたまりませんでした。のべつくまなく多くの人に声をかけて、年金生活を送っておられるようなご年配の方や、そもそもクレジットカードの意味すら分かっているか怪しい人まで、いろんな人に声をかけまくることが求められていました。そうすることで、とにかく数を多く獲得する仕事をやっていました。

そんな状況ですから、当時は1件の仕事の有難みなんて全く感じなかったかもしれません。1件の契約を取るのに苦労ばっかりを感じていて、その結果に対しては嬉々とすることはなかったです。

ただ、あらためて今その経験を振り返ると、1件という単位の仕事の重みを感じます。そもそも研修を1件という数え方をすること自体は抵抗がありますが、1件の仕事を丁寧にやることで、私たちを信じて購入の意思を示してくださったお客様にはあふれんばかりの感謝の気持ちをもってやっています。件数を多くこなすよりも、1件の仕事にどっぷりつかって丁寧にお客様にかかわれる方が性にあっていて、その方が私にとっては1件の重みや有難みを実感できます。

もちろん、どんな仕事であっても同じ重みはあると思います。ただ、そこにどれだけの想いがあるかでかわってくるでしょう。1件の重みをしっかりと重みとして捉えて、これからも仕事に向き合っていきます。そのためには、今は研修と組み合わせて、顧客の方々に人材育成の計画を立案し、必要なものは私がそれを実践するようなサポートをすることについて、案内していく所存です。

研修は1回だけで終わるものではないし、それですべてが身につくとは思えません。研修だけでなく、働く場所の環境をどう整えていくかも考えていきます。こうした取り組みを継続していくようにするためにはどんなことをすればいいのか?これが重要ですね。そのために私ができることをどんどん提唱していきたいと思います。

少しピンボケしていますが、夕方の富士市内の空。まだまだ未来に向かって進む道のりはとても長いですが、1件1件の仕事を大切にしてやっていきます。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。