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研修コンテンツを開発(会議の見直しを準備からコミュニケーションまで)

ここ数日追い込んでいたことが一段落し、一つの研修コンテンツが出来ました。こうして研修を開発するというのは、とても骨の折れる事です。ただ、これが私にとっては時間をかけてでもやりたいと思うものであり、いつのまにか時間を忘れる位にのめりこめるというものです。

今回、新たに研修として一つの形にまとめたのは、既にタイムスケジュール化はしてありましたが、「会議の見直し」に係る研修です。先日、会議の見直しとそのポイントについてまとめましたが、今回、改めてすべてを見直し、一つの形をつくりました。見直しに関しては、研修コンテンツ化に当たっては、4つの要素を見直しの観点としてまとめました。

私のプログラムにおいては、会議の当日のやり方よりも、いかにそこまでに段取りをくむことができるかを重視しています。営業力強化のプログラムでもこのプログラムでも、何より成果になるポイントは、「いかに準備をしたか?」だと考えます。会議のその場で取り繕うようなことをしても、上司からの叱責などを思い切り食らってしまえば、悔やんでも悔やみきれません。自分なりの準備がないままに、上司から厳しく叱られたり、物事がうまく進まないとなれば、パワハラを受けたなどの問題よりも、自分の段取り力の甘さが問題になると思います。

私は、過去にその場を取り繕うようなことをして失敗しました。それをなくして結果を出せるようにするためには、「準備」は欠かせません。準備も、会議の内容にかかわる準備と、会議の環境にかかわる準備があります。このあたりは、ワークショップデザイナーとしてプログラムをどうデザインするかの考え方に依拠しております。

そして、会議のファシリテーション。ファシリテーションよりは、個々のメンバーとのコミュニケーションのとり方と、質問法を中心に取り組める内容です。ファシリテーションに特化して行うことも可能ですが、会議全体の見直しを目的に行うのであれば、準備やコミュニケーションの部分が重要であると思われます。そもそも会議自体が、コミュニケーションが積み重なる場面でもありますので、そこを疎かにしてはいけないということになります。

この部分は、私が担当する階層別研修や、コミュニケーション研修、営業基礎研修のベースにもなっているところです。こうした研修の内容も、ほぼ、私が過去にビジネスの現場でコミュニケーションをとるのを苦手としていたので、自分なりに研鑽を重ねて、営業現場でのマネジメントや部下育成で実際に行ったことを盛り込んでいます。

私は、研修はものづくりと同じだと思っています。精魂込めて、心理的に安全につくりだす。その結果が、受けていただく人にとって印象に残る研修になるのです。学びのコンテンツ作りは、まさに製造現場のものづくり。ものづくりの産業の多い静岡県富士市で、こうしたことに取り組めるのは我ながら面白いなって思います。

昨年、「会議のやり方改革」ということで、市民セミナーを開催しました。また、「まちの会議のやり方実践ゼミ」でも講師として一部の知識を紹介しました。こうしたものがベースになっていますが、さらにそれを進化させました。オンラインでも対面型でも、どちらでも活用できるような設計にしています。オンラインならではの特徴も盛り込めそうです。

今年中には、新たにセミナーを開催して、働き方改革の推進にも一役買っていきたいと思います。

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