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オンライン化によっていまやるべきコミュニケーション~正確かつ丁寧に!~

5月の中旬に突入し、夏のような暑さが訪れる季節になりました。マスクをしながら、暑い真昼間の屋外を歩くのはなかなかしんどいですね。まだ真夏ほどの湿気や暑さはないものの、いよいよこれから新型コロナウイルスだけでなく、熱中症などの暑さによって引き起こされる症状との戦いも進めていくことになりそうです。

そして、新型コロナウイルスの感染拡大によって、働き方にもだいぶ変化が出てくる世の中になってから数か月。職場によっては、今まであまり表面化してこなかったことが問題になって大きく出てきているところがあるようですし、逆に、そのことで結束が強まったという職場もあるでしょう。オンライン会議やテレワークでのコミュニケーションが中心になると、今までの顔を突き合わせてのコミュニケーションのとり方だけでは不十分という職場も出てきそうな勢いです。その状況を改善するための手立ても、何か考えなくてはいけなくなるでしょう。

今までの仕事を振り返ってみると、言葉が多少足りなくても、その場の臨場感や周りの支援によってうまく言葉が相手に伝わった。こういう場面は多くあったと思います。しかし、オンラインでのもとでのコミュニケーション場面では同じようにはいきません。まず、周りに誰もいない、いるとしても画面の向こう側。みんなそれぞれ違う場合もあるのですから、周りからなにかをサポートしてもらおう、相手にわかってもらおうと、過度な期待をしてはいけないでしょう。

ですので、通常のコミュニケーション場面よりも、より正確かつ丁寧にコミュニケーションをとらなければならないですね。一緒に同じ場所にいるのであれば、「あれ」「それ」などによって相手に意図が通じてしまうような事柄も、オンライン主体では、「あれ」「それ」などでは正確に伝わらないことがたくさん出てくるでしょう。「左、右、上、下」、「手を上げる下げる」、など、具体的にものの動きがわかるようなコミュニケーションのとり方を心がけて発信しなければ、コミュニケーションがなりたたなくなります。オンラインであるがゆえに気をつけなければいけないのはそこです。

かつてのような、言葉が多少足りなくても意思疎通が出来ていて、それで組織が成り立っていたという事実は、いったん忘れる必要があるでしょう。お互いにどのようなことを考え、どのような行動をしていくのか。上司と部下、A部署とB部署、自社と他社。様々な垣根を越えて、同じような方向に向けて進みたいと願う人たちと一緒にコミュニケーションをとっていかなければ、これからの時代は生き残れないのかもしれません。これからは個人事業者やフリーランスが増えるとも言われていますが、言葉の足りないような、一匹狼的な存在の人がポツンと生き残るようなことはないでしょう。お互いの状況を分かり合い、正確かつ丁寧なコミュニケーションをとれるような人同士で、様々な利害を超えて協力し合う。そして、仮に知恵や経験が少なくても、何か自分の使命に向かって挑戦し続けるだけのスピリットがあるかどうかが問われる気がしています。

言葉と言葉を取り交し、お互いの顔を見て状況を確認しながら、リアルでもオンラインでもいいのでお互いに話をする。そして、なにか決めるべきことは目的をもってすぐに決める。あとはお互いに信頼しあえている仲間と一緒に自らが望む方向に向かって進んでいけばいいのです。こうしたことができる人が、これからの生き残りをかけた日々の戦いで勝ち抜けていけるように思います。

結局のところ、人がお互いに生き残るためにやってきたのは、「正確かつ丁寧なコミュニケーション」ではないでしょうか。特に「伝わるように伝える」「心を傾けて聴く」。この二つは、より丁寧に、オフラインでもオンラインでも実行しなければなりません。今までのような、「空気を読む」コミュニケーションをとり続けていては、いずれは取り残されてしまうような状況に陥るでしょうね。空気を躍起になって読み合っている時間がムダになります。

お互いにそれぞれの目的を達成するために必要な、仕事を進めるためのコミュニケーションのとり方とはどのようなものなのか?それを一緒に見直していきましょう。ちょっとした見直しで良いのです。ポイントは、今まで正確さを欠いていたものを正確に、丁寧さを欠いていたものを丁寧にやるということです。1から5話してOKだったことを、1から10まで順番に沿って伝える、そしてその際に相手を思いやる気持ちを持って傾聴するという習慣を確立していくことが求められます。

さて、私もこれからのアフターコロナに向けて、オンラインでの配信を進める準備を始めます。テーマは大きく3つ。1つは「営業の仕事」に関すること。オンラインなどの営業スキルも含めてのものを想定しています。2つめは、「人に何かを教えるための技術」特に教える指導する人たちが、どのようにすれば相手を動かせるのかを徹底的に突き詰めたいですね。そして最後は、「上司と部下がコミュニケーションをとることの大切さ」。今回の新型コロナウイルスの影響で、コロハラやパワハラなどのハラスメント被害が起こる危険性がありますし、現にそのような話も出始めています。概ねこの3つのカテゴリーを想定して、いくつかの動画をつくってみようと思っています。

そして、今日は、「オンラインのコミュニケーションの留意点」に関して、静岡県富士市・富士宮市中心に放送されているコミュニティラジオの「ラジオエフ」の番組の中でお話をするつもりです。ラジオエフのHPから全国どこからでも試聴できますのでお楽しみくださいね!14時35分後頃の登場予定です。

こういうときに、自分の書いた本が役に立つかもしれません。改めて読んでみようと思います。

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