ブログ

ポジティブな言葉の力で職場をよくする

ポジティブな言葉の力、とてもいいなって最近感じます。言葉のちょっとした使い方によって、職場は幸せを実感できる場所に変わっていくのです。

先日、褒める言葉を言いあうというワークショップの場を運営しました。最初は緊張していたのですが、徐々にその緊張が打ち解けて、笑顔になって言葉を発して下さるようになりました。相手がどのような人なのかわからない最初の状態のときは、様子を見ながら話をしているので、緊張感であふれています。時間の経過とともにお互いに笑顔になって、褒める言葉についていろいろと知っていくと、褒める言葉をかけあう際に恥じらいがなくなっていく様子がうかがえます。

褒める言葉は人の気持ちをポジティブにさせてくれるものです。褒める言葉を何度もかけられると、なにか心身にビタミンが入ってきて、心の苦しさがなくなっていくような感覚になります。最初はネガティブな、不安な気持ちが心を支配していても、徐々にその気持ちがなくなっていき、ポジティブな気持ちであふれてくる。言葉が特に耳に入ってくるような環境では、とくにそうです。先日のワークショップでは、褒め言葉の書かれたトランプを使いながらその空気をつくりました。言葉が飛び交っていけば、徐々にその言葉の支配する空気がいいものになります。コロナウイルスがどこかに退散してしまうのではないか、という気持ちです(笑)。

前野隆司教授の「幸せな職場の経営学」のなかでは、ポジティブ心理学者、バーバラ・フレドリクソン氏の研究結果について紹介されています。ポジティブ感情とネガティブ感情の黄金比「3:1の法則」という研究結果についてです。このように書かれています。

フレドリクソンは、ネガティブな感情がゼロになるということはあり得ないとした上で、ポジティブな感情がネガティブな感情を3倍上回ることで、物ごとは良い方向へ行くと述べています。

まあ、3:1は目安だそうです。だから、ネガティブな言葉をかけたときには、その3倍くらいポジティブな言葉をかけてあげましょう。たとえば、「○○のようなことをやっていてはダメです」という言葉をかけた後は、その3倍以上の五ポジティブな言葉をかけてあげるといいのです。「とても勇敢な挑戦をした」「いつもくじけずにニコニコしながら取り組んでいる」「周りのメンバーにも励ましながら優しい声をかけながらやっていて、あなたがいてくれるから場の空気がとてもよくなる」。一つネガティブな言葉をかけたときには、3つポジティブな言葉をかけるくらいを意識しましょう。

もちろん、否定的な言葉を相手から受けた方が発奮するという人もいるので、それはそれでいいのです。本人がポジティブな気持ちになっるような、なにかエンジンをかけられるような言葉をかけてあげればいいのです。本人に聞こえるように。あまり周りにも聞こえるように否定的な言葉ばかりかけてしまうと、その場の空気が非常に悪くなりますので、気をつけなければいけません。

以前、私は会社員のときには、ネガティブな言葉をたくさん並べたてられる職場にいたことがあります。経営者が社員に対して、「おまえはだからいつも段取りが悪いと言われるんだよ!」「いったい管理者のくせに何やっているんだよ!いつも同じことを言われるなよ!」「おまえはバカなんだからバカはバカなりに一生懸命やれよ!」こうした言葉を職場のメンバがーいる前で大声で言うのです。恫喝する場面を目の当たりにしました。

こうやってメンバーの気持ちを引き締めようという経営者側の意図があったのかもしれませんが、それはあくまでも意図でしかありません。意図があっても、相手に伝わるようなものでなければまったく伝わらず、むしろこのような言葉が並ぶ状況ではその場の空気はネガティブなもので支配されてしまいます。働いていても、ポジティブさや幸せや楽しさ、やりがいはまったく感じられなくなります。ネガティブの言葉のオンパレードでどこに自分の気持ちを置けばいいのかわからなくなってしまうような状況です。まさにパワハラが横行しやすい空気がつくりだされます。そんな空気で満たされるような職場は撲滅しなければなりません。

ポジティブな言葉によって、その職場のメンバーの働きがいや幸せな気持ちを高める。このポジティブな言葉の積み重ねが、やがては社員の離職を減らし人材の成長を促進するのではないでしょうか。ひいてはそれが、組織全体の売り上げや利益のアップにもかかわってきます。

先ほどのひどい言葉がたくさん飛び交うような職場では、何人も社員が退職していきました。そのような中で働いていても何もできない自分自身が情けなかったし、ポジティブな言葉を自分にもかけてあげることができませんでした。土のような色の顔をしていたのも自覚しています。ポジティブな気持ちがまったくわかなくなって、職場に行くのがとても億劫になった時期もありました。毎週月曜日はいきなり職場に出勤できずに、駅のベンチで座ってから出勤する日々でした。職場の社員と一緒にいても嫌な気持ちになるので、お客様先でポジティブな言葉をいただけるような場をなんとか見つけて、仕事を続けることができました。

ふだんいる事務所ではない、お客様先やサードプレイスや家庭など、ポジティブな言葉が飛び交う場所で元気をもらって、精神的に崩れてしまうことなく、なんとかしのぐことができました。褒め言葉のトランプに出会えたのもちょうどこの時期です。

ポジティブな言葉はどんなものでもいいのです。自分にとってエネルギーになるような言葉が、きっと見つかるし、自覚できるはずです。こんな言葉をかけられるとなんだか嬉しくなるという言葉に対しての気持ちですね。このような気持ちを持てるようになると、さらに自分自身に対して幸せを実感できる度合いのレベルアップにもつながっていきます。職場が幸せを実感できる場所となるようにするためにも、職場のリーダーを中心に、相手がポジティブになるような言葉をできるだけ使いながら、職場の空気を良くする取り組みを進めてみてください。いまどきネガティブな言葉をかけて発奮を促そうという気持ちは、相手には届きません。ネガティブな言葉で職場を壊さないようにしましょう。

ポジティブな言葉が飛び交う場所は、こうした空間の広いところにありました。夜景がきれいでご飯も美味しい。澄んだ空気のもとで、一緒にいる人たちと、「おいしい」「元気が出る」「満足だね」などと会話を楽しみながら食事をすれば、また自分にエネルギーがみなぎりますね!幸せな職場づくりの取り組みです。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。