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コロナ禍で生き残るのはサーバント・リーダー

私は、小学校の頃からリーダー的な立ち位置になることが比較的多くありました。ここでのリーダーというのは下級生の面倒を見る存在で、一つの集団を統率する人です。なにか物事を決めるときには、そのリーダーの強い個性で決めていくことが必要に応じて要求されます。そんなイメージをもってリーダーとしての役割を見ていたように思います。ですので、物事が決まらないときには力業で決めることが求められました。やらされているリーダーであったから、その時間はとても苦痛でしかなかったですね。学級委員も同じような感じでした。なにかやらされているようなリーダー。引っ張るということをメンバーに示すのです。

ただ、最近のリーダーのあり方は、「サーバント・リーダーシップ」と呼ばれる考え方が提唱されているように思います。奉仕の精神とでもいうのでしょうか、同じチームのメンバー同士お互いを助け合うために存在するというのか、サポート的な役割を担うようなリーダーであることが求められているように思います。

私がかつてリーダーとして担っていたサードプレイスである「プラスオン!」の運営においては、強い個性で私が引っ張ったというイメージはありませんでした。周りの人たちを支えながらやってきた場であったと思います。そんななかで私は、実際に講師をやる人やなんらかの役割を担う人に対して様々な情報を提供し、支えるような役割を担っていました。こうしたサーバントリーダー的な立ち位置でやってきたからこそ、今は独立して社会で活躍するような方々が輩出され、また、会社員の方は組織の中のリーダー的な立ち位置として活躍、という方々が多く出てきたように思います。

チームや組織の成功を一番に考えるサーバントリーダー。最近は、こうしたリーダーが世界の様々な企業で活躍しています。スターバックス、ザッポスなどのグローバル企業が、こうしたサーバントリーダーを育成しています。メンバーの成長を支援するようなリーダーとして活躍しているのです。

そして、こうしたサーバントリーダーに率いられた組織は、時代が変わっていく過程においても一歩前進することができるのではないでしょうか?会議のやり方一つとってみても、効率的で生産性が高い状態をつくりだしています。リーダーがメンバーに対して、どんどん意見を出すように促す。メンバーは意見を出しても否定されることなく、安心安全に活躍できるような条件が整備されているので場が活性化し、物事が効率的に回っていく仕組みができあがっているのではないでしょうか。

私は、コロナと共存していくこれからの世の中に一つの危機感をもっています。地域、地方の中小企業には、果たしてどれだけのサーバントリーダーがいるのかということです。コロナ禍において、強烈なリーダーシップを先頭に立って発揮する人に左右されるとなれば、誤ったかじ取りをするようなリーダーがいると、企業の行く末も決して順風満帆とはいえないでしょう。組織によっては、今までのリーダーとしての姿勢を省みたうえで、変えていかなければならないのかもしれません。メンバーの成長を一番に考え、その成長支援を通してリーダー自身も成長していこうと考えている。そうなってくると、これからのコロナ禍でも、メンバーとともに一丸となって進んでいけるように思います。

3密を避ける、などの考え方が提唱されている今、密着密接的な働き方が避けられることも想定されます。実際に韓国の首都圏では、物流センターなどの現業の場でクラスターが発生しているのではないかと言われています。こうした場でのクラスター事例があちこちに出ると、地方の広大な敷地を持っている工場でさえ、存続が危うくなるようにも思えます。

そうなると、リーダーの強い統率力ですべてを乗り切れるとは思えません。お互いを支えるサーバントな考え方によって、コミュニケーションをとりながら組織の成長を考えていくリーダーが必要でしょう。仮にリーダーとメンバーが離れた場所にいたとしても、お互いの状況を理解し、信頼し、安心安全の場をつくりだせるか?その心の持ち方が今のリーダーには求められています。有事のときには統率力の強さも要求されますが、今はいったんコロナが落ち着き始めた時期です。そうなったときには、一人の力ではなく、チームとして、組織としての力が必要になりそうですね。そのときにサーバントリーダーの存在があると、まさにメンバーに様々なものを与えるギバーとして動いてくれるでしょう。

チームや組織を支えていけるのは、コミュニケーションをしっかりとメンバーととりながら前進していけるサーバントなリーダーです。前進しながらメンバーを育てていける姿勢も自然と身についています。リーダー自身のもっているものをメンバーに与えながら、このコロナ禍の時代を越えていけるチームや組織が生き残る。サーバントなリーダーとして、自分が前に出たいという気持ちを一歩我慢して、一言言いたい気持ちをぐっとおさえて、メンバーを助ける、支援するような姿勢でチームや組織を運営していきましょう。

外部から関わる場合もそうですね。強烈なコンサルタントではなく、顧客の力を引き出して成長を支援するような、サーバントリーダーとしてのコンサルティング、私はそのスタイルです。

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