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コロナがあってもスキルを高める取り組みは継続~プレゼンテーションスキルもその一つ~

職場メンバーのスキルを高める取り組みを進めると、職場全体として、仕事に対する動きに変化が出てきます。経営者にとっても、のぞましい方向に社員が動いてくれていると実感できるかもしれません。新型コロナウイルス感染症の拡大により、様々な対応が求められるなかでは、経営者一人の力だけでなく、各職場の一人一人の社員の力も求められます。こういう厳しい局面になったときに、組織の力がはっきりと表れてくるように思います。

言うまでもありませんが、特に中小企業にとっては厳しい局面です。連日、融資の話などが出てくるように、資金繰りや今後の計画で頭を悩ませるような状況です。第一優先で考えなければ経営ができなくなるリスクをはらむので当然です。そうなると、それ以外のことの優先順位が下がってしまいます。ある一時点では致し方ないことですが、長期的に取り組む視点も決して完全にストップしてはいけないと思います。特に、人材を成長させ、定着する取り組みは止めてはいけない。来月には新年度を迎え、新たな戦力となりうる新入社員が入社してくる組織もあるでしょう。こういうときにこそ、日々の人材への育成の効果が問われるようにも思います。

こうした厳しい局面を乗りきるうえで、経営者の力とともに、その意を汲んで行動する社員の力が必要になります。彼らの持っている知識やスキルが活かされることになります。特に、コミュニケーション力、各種思考力、自分をモチベートする力、ストレス耐性にかかわる力、危機管理力、顧客対応力など。数えるとたくさんあります。そのなかには、こんなときだからこそ相手にメリットのある行動を促す伝える力、プレゼンテーションの力も必要になります。

プレゼンテーションにおいては、最近は、説明が上手、ではなく、相手にいかに動いてもらうかがポイントと言われています。相手の気持ちを動かし、こうした危機を乗り越えるためにどのように行動してもらうのがいいのか。プレゼンする側の論理ではなく、聴く(受ける)側の論理、聴く側の気持ちになってプレゼンテーションをする力が問われます。

プレゼン資料のデザイナーと話すプロフェッショナルの2人が共同で書かれた著書、「伝わるプレゼン100の法則」では、プレゼンの目的は「ココロ」を動かすこと、とあります。理想的なプレゼンの3要素として、話を聞くとワクワクする、行動を起こしたくなる、誰かに伝えたくなる、この3つが含まれているかどうかが重要です。聞き手が心を動かされ、すぐに行動を起こしたくなるのが理想のプレゼンである、とされています。

相手が主役だということで、相手と会話をするような進め方で行うのが最近のプレゼンの主流となっています。疑問をいきなり投げかけて考えてもらう、なにかを見てもらう(動画など)などによって、相手が動く方法をとりいれているということです。新型コロナウイルス感染症の影響で、最近では、会議システムのZOOM(ズーム)を用いたセミナーやプレゼンも多く行われるようになりました。そのときにも、相手が反応を自由にしてもらうように、ZOOMのチャット機能を活かすのも一つの方法です。そこで自由にコメントを入れてもらう、そのコメントが自然と使われるようになれば、双方向でのコミュニケーションが実現するのです。

そして、プレゼンテーションの後は職場で振り返りを行うのがお薦めです。結果として相手がどう行動したかの結果を確認するだけで終わってしまっては、プレゼンテーションのスキルの向上は臨めません。プレゼンテーションに必要とされる様々なスキルの振り返りを行うためにも、録画や録音をしておくのがベストです。自分のスマートフォンを用いてもいいですし、ZOOMなどは、レコーディングという機能を用いれば録画できます。後でその様子を試聴しながら職場で振り返りを行います。その際には、プレゼンに対するダメ出しをするのではなく、プレゼンの良かった点と改善点を整理して確認することが大切です。周りの職場メンバーからダメ出しをされるのが嫌なので振り返りはしない、ではスキルの向上はのぞめません。ダメ出しの場にするのではなく、一定のルールを決めてやるように各職場で行いましょう。振り返りの際には、たとえば画像のような、何らかの振り返りのためのシートを用意して複数人でやってみるのをおすすめします。参加メンバー複数の視点での振り返りをすれば、その視点での話も非常にためになります。こうして職場全体でメンバーのスキルアップをすることができるようになるでしょう。

今回はプレゼンテーションを題材に話を進めましたが、時間をどれだけかけるは別として、お互いに職場のメンバーのスキルを高めあうための取り組みは継続して行いましょう。各組織で、ビジネスを進めていくうえで必要なスキルとはなにか、この際に整理してみると良いでしょう。その整理を進めていく過程で、他社には負けない強みや今後のレベルアップポイントが見えてくると思います。先行きの見えない市場の動向ではありますが、コロナによる様々な自粛もやがて終息のときがやってきます。「明けない夜はない」のです。その時までに各職場でできることをやっていく、その一つとして、人材に必要なスキルを点検してみるのはお薦めです。この時点でも、コロナの騒動が収束してからも、この組織で働けてよかったと思える職場づくりの活動はゆるやかでも止めずに行っていきましょう。

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