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コーチング嫌いからの解放~相手を信頼し、勇気をもつ~

今日は日曜日ですね。毎日同じような動きをしておりますので、あまり曜日の感覚がありません。今日は東京で終日学びの時間。講師の仕事をしているレベルの高い方々が集まる会に参加してきました。今日はライブ講師実践会®のリアルセミナー(対面型)でした。

今日のテーマはコーチング。私がこの言葉を知ったのは、今から15年前。管理職研修のテーマとして行われ始めた頃でした。最近では、ヤフーなどで実施されている1on1コーチングなどがトレンドです。

私は、コーチングについてはかなりの抵抗感を抱いてました。コーチが質問してクライアントに考えさせて、自ら決断させて行動につなげようとする。コーチとの関係性が希薄な段階で、いきなり、「ゴールはなんですか?何を目標にしますか?」と質問されると、クライアント側が少しひいてしまいます。過去に私自身がそういう経験を何度かしました。そのうえ、コーチングのセッションを複数回やるということで、高いお金を支払ってしまったこともあり、毛嫌いするようになってしまいました。

私以上に激怒していたのは妻で、「なぜ私に相談してくれなかった!」と言い、コーチングという言葉を聞くだけで、嫌な顔をするような感じでした。だからコーチングのセミナーに出ること自体は、ここ数年避け続けてきました。

ただ、私が入会しているライブ講師実践会®の主宰の寺沢俊哉(テラ)さんが信頼を寄せている方であれば間違いない方であろうという確信がありました。いつも研修を楽しくライブ感を持ってやっていこうというテラさんの創る場には、共感するところが多いのです。テラさんとお付き合いの長いコーチ、宮越大樹(だいじゅ)さんのコーチングについてのセミナーは、コーチングの真髄について概ね9割(笑)くらいだったので、陳腐化されたスキルの話がなく、とても楽しく真剣に学ばせていただくことができました。

コーチングは、上司が部下にかかわるときに活用できる大切な手法です。ただ、コーチングに関しては、単に質問すればいいという誤解がありました。コーチングについての誤解を解いて、職場で正しい理解のうえで実践すれば、マネジメントにおいて一つの武器になる。たいじゅさんの話をきけばきくほど、その想いは強くなりました。

では、どうやってコーチングをうまく進めていけばいいのでしょうか?今日のセミナーを踏まえてのポイントをまとめてみました。

1 上司部下が互いを信頼しあえている

上司部下の関係だけではありませんが、相談する、受けるという関係は、互いを信頼して、安全安心な場でなければならないでしょう。話したことで互いに仕事がやり辛くなるのなら、コーチングの手法は下手に使わないほうがいいですね。

2 質問と傾聴を組み合わせる

質問すればいいわけではないし、単に傾聴し続ければいいものでもありません。しっかり相手と向き合って上司部下が話をしなければ、マネジメントもできないでしょう。スキルに偏る必要はありませんが、部下の話をもっと具体化したいのであれば、いったん傾聴して受け止めてから、質問をすればいいのです。質問攻めは尋問と同じでつらいです。

3 相手に関心をもつ

これが重要です。単に傾聴して受け止め続ければいい、というものではありません。相手に関心をもって、もっともっと教えてほしいと思って部下の話を聴くことが必要です。「もう少し詳しく教えて?」「具体的にききたい」、など、部下の話に関心をもってきくようにすることです。関心をもってきくと、相手にも本気度が伝わり、いっぱい話をしたくなります。

4 自分の意見や価値観をおしつけない

ついつい上司としてのおせっかいさが顔をのぞかせてしまい、「こうしたらどうだ?こうすべきではないか?」などと、自分の意見を述べてしまいそうになります。それは部下の考えではありませんから、上司の押しつけ、言葉を悪く言えば指示になりますね。答えがわかったような言い方をするのも部下の本音がきけなくなるため不適切です。「こういうことだよね?」と、勝手に言葉を書き換えるのではなく、部下の語る言葉を丁寧に受容しなければなりません。

コーチングに対しての嫌な偏見から解放されました。よかったです。今日の考え方を、営業のトレーニングにとりいれてみたいなって思います。相手に関心をもつと、自然と質問の方法も変わってくる。それが顧客の真のニーズの深堀りにも活きてきますね。決して組織マネジメントだけではなく、顧客マネジメントにも活用できますね。うまくいかすことをこの会で学び、ブラッシュアップしていきます!!

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