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ビジョンや目標を達成するために必要なものとは?

昨日は、東京で仕入活動でした。中堅および中小企業で研修の講師をされる方々が集まっている場に参加。「藤咲塾」です。ここでお互いに幸せになって講師として活躍されたい方が、学び、成長しようという場です。

今回のテーマは「習慣」です。人には良いものも悪いものも含めて、様々な習慣があります。その習慣は、人生で経験してきたことや見知ったことが基盤になって身についてくるものです。習慣を身につけて人生をよくするか、習慣によって人生がだめになってしまうか。当然ですが、良い習慣を身につけて人生をよくしたいと思うわけですが、まずは自分のもっている様々な習慣を見つめなおそうということです。

仕事における習慣は、自分の評価や周囲の評価を高め、ビジョンや目標を達成するためには欠かせないものとなります。社会人になってまだ経験が浅いビジネスパーソンは、様々なスキルを身につけていく必要があるのですが、そこには習慣がかかわってきます。また、マネジメント層であれば、様々な習慣の影響によって、部下への指導育成や組織を束ねることがうまくいくかどうか左右され、将来の経営幹部としての成長にもかかわります。

では、一度身についた習慣は不変のものなのでしょうか?また、新しい習慣をみにつけるのは難しいのでしょうか?決してそのようなことはありません。特に思考や行動の習慣は、気づいた時点で変えられるチャンスがあると考えましょう。

たとえば、物事をポジティブに考えられる習慣や自分や他人を信じられる習慣などは、思考に関係するものです。また、一早く仕事に手をつける習慣や早寝早起きの習慣は、行動に関係するものです。思考や行動の習慣は、自らのビジョンや目標を実現するために変える必要があると考えて取り組むことを変えれば、思考や行動の習慣は変えられるでしょう。

昨日の集まりでは、特に自分や他人を信じる習慣、つまりは思考の習慣を変えると成果が変わる実感をもてました。

4人で1人を持ち上げています。人を持ち上げるのは決して簡単ではありません。力自慢の方ばかりでもないですし、しかも、この体勢で持ち上げるのですから容易ではないのです。しかし、4人で見事に1人を持ち上げることができているのです。これは、持ち上げる側の方々も、持ち上げられる方も、自分自身と周りの人たちを信じた結果なのです。必ずできると「決意」すると、こうした結果になるのです。

仕事でも生活でもいえることです。「自分を信じなさい。周りを信じなさい」と。「必ずできる」と信じるのを繰り返していくと、思考が変わり行動が変わり結果も変わって、果ては人生や運命が変わる。こうした変化がもたらされるきっかけは、まずは、思考の習慣を変えることです。自分のビジョンや目標を達成するためには、思考の習慣を変えていきます。

そして、その思考に基づいて変えていけるのは行動です。行動の習慣を変えていくには、とにかく変えたいと思った行動を変えて、変えたら地道に継続することが必要なのです。

たとえば、社会に出たばかりのビジネスパーソン、つまりは新入社員です。彼らは学生から社会人になって行動を変えていかざるをえなくなります。早寝早起き、日々の読書、あいさつ、きびきびとした行動、「ハイ」の返事、「ありがとうございます」「すみません」とすぐに言える、などなど、行動を変えていくことが必要になる瞬間が増えてきます。

なぜ行動を変える必要があるのでしょうか?それは、自分自身が成果をあげていくため、自分のビジョンや目標を達成するためのなのです。もっといえば、自分も周りも幸せになるためなのです。そのためには、周りの先輩や上司、顧客からの信頼を日々勝ちとらなければなりません。信頼を勝ちとるためには行動を変えることが必要になるでしょう。ただ、「行動を変えなさい」と周りがアドバイスしただけでは、何をどう変えていくかはわかりません。そのアドバイスを受けて、新入社員本人が行動を変えるため、自分で考え、決めて取り組まなければ、習慣は変わらないのです。

ちょっとしたことからスタートして、自分の行動を変えていくことが大切です。たとえば、毎日自分から挨拶をする、6時には起きる、素直に「ハイ」と返事をするなどなど。こうして変えた行動を続けていくと、やがてそれは一つの習慣となります。これまでの行動の習慣が変わり、新しい行動の習慣が身につくのです。

また、組織を再建する、変えていくための行動習慣としては、日本の哲学者・教育者の森信三先生の言葉でこのようなものが言われております。

「時を守り」「場を清め」「礼を正す」

それぞれ、時間を守って行動する、清掃や整理整頓をする、挨拶や返事をするというものです。こうした習慣が組織に浸透し、業績が悪かった組織が再建されたケースが多くあります。研修でもよくいわれるものばかりですが、やれと言われたからやるもの、ではないのです。自分たちで決めて「やろう!」と思って行動しなければできるものではないのです。組織を立て直す、自分のビジョンや目標を達成する等、何かを成し遂げるためにはいずれも必要な基本の行動ばかりなのですが、こうした基本の行動を続けて習慣にしていくためには、まず誰かが始めなければ変わらないと思ってください。それは、新入社員でも管理職でも、経営者でも誰でも構いません。変えると決めて行動を始めることです。

思考や行動の習慣を変えていくことで、組織の成果をあげていく。こうした一つ一つの思考や行動の徹底が、コミュニケーションのとれる職場になり、ハラスメントのない職場になり、自由に意見がとびかう職場になるきっかけとなるのです。いくら表面的なことを教えても、社員の思考や行動の習慣が変わらなければ、組織の成果にはつながっていかないのです。思考や行動の良い習慣を組織に根づかせて、組織が活性化され、業績の向上につながるようにしていくことが必要なのです。

AIやロボティクスなどのテクノロジーの発展が進んでも、大切なのは、その組織にいる一人一人の社員であることは変わりありません。社員一人一人の成長や業績の向上のためにも、社員一人一人が、「習慣」に着目して組織を改善していくことが必要です。そうしていくことで、幸せな社会への入り口が見えてきて、みらいは切り拓けるでしょう。

「一つ一つの思考や行動の習慣を変えていく!」改めて自信をもって決意をできた時間となりました。一緒に学んだ方々、ありがとうございました!

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