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周囲との関係性構築が課題~コロナ禍での人材育成~

6月になりましたね。新しい月の始まり、朝から体調不良でしたがだいぶ回復してきました。例年よりも暑くなって梅雨が早まり、どうも自律神経の調子が良くないという人が散見されますね。ちょっとおかしかったら休むようにしましょう。かくいう私も、少し休んで回復しました。自己管理が大切ですね。

さて、経済産業省が提唱している、「人生100年時代の社会人基礎力」というものがあります。職場や地域社会で多様な人々と仕事をしていくために必要な基礎的な力」として定義され、3つの能力と12の能力要素からなるものです。特に3つの能力については、「前に踏み出す力」「考え抜く力」「チームで働く力」とされています。これらの能力を発揮するにあたっては、自己を認識してリフレクション(振り返り)しながら、目的、学び、統合のバランスを図ることが、自らのキャリアを切り拓いていくうえで必要と位置付けられているそうです。

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昨日、認定講師にもなっている日本プロフェッショナル講師協会™の会員向けのイベントで、教育研修サービス事業などをてがけるアルー株式会社の方と、ITコンサルティング事業などを手掛けるフューチャー株式会社の方が、今春の新入社員の傾向と分析について話をしてくださいました。そこで出ていたのが、最近の新入社員は、他者との関係性の構築に戸惑っている様子が見られたという点です。チームワークをとって何かをするのは苦手を感じているというか、チームで何かをしようという動きをするにしても、初動が遅くなって関係性の構築がうまくいっていないようです。

確かに、コロナ禍で人と出会う機会が減りました。また、一時期は多かったオンライン飲み会も最近はあまりきかれなくなりましたね。コロナ前のように、イベントが終わって「飲みにいこう!」「ご飯食べにいこう!」と声をかけて誰かが何かをやろうという動きが減っています。「オンライン飲み会しよう!」ってどうも言いづらい、みたいですね。私もそう思いますし(笑)。コロナ禍での周囲とのかかわり方の変化が、少なからず周囲との関係性構築に時間をかける結果につながってしまっているのは想像できます。

社会人基礎力の話に戻すと、おそらく、チームで働く力がやや弱くなっているような仮説が立ちます。特に若手社員層においては、パソコンを駆使して一人で様々な活動ができているとしても、チームで何かをするとなると、振る舞いをどうすればいいかで迷い、チームのなかで自分自身が仕事で結果を出せそうという実感がもてないのかもしれません。まだまだチームでどこかのプロジェクトに参画して仕事をできる段階にないのでは?とも考えられますね。

チームの中で周囲との関係性構築が難しくなって、自分の能力が発揮できないとなるとそこで孤立してしまう。場合によっては会社を辞めてしまったり、不安な気持ちが強くなって精神的なダメージを負ってしまったりと、様々な弊害が出るのは想定されます。

周囲との関係性構築の弱さをカバーしていくためには、自分だけでなんとかしようとしても難しいです。相手でもある先輩や上司、同僚が、気になったら相手に声をかけてかかわり、日々観察をするのが必要になります。声をどうかけるかわからなければ、声をかけるのが必須になるような仕組みをつくるのがいいでしょうね。先述のフューチャー株式会社では、新人育成の仕組みが整っているようです。個人で取り組ませる課題があって、それをできたかどうかをテストするだけでなく、研修リーダーと口頭試問形式で話をしながら確認する時間が設けられているそうです。こういう形式があれば、強制的に話ができる関係が出来あがります。口頭試問は決して落とすための厳しい試験ではなく、むしろ、新人にリフレクション(内省)をさせる意味があるようですね。1on1ミーティングで相手とのかかわりの中では、厳しく指摘して終わるのではなく、内省させる目的でおこなうように仕組み化するといいですね。怒る、叱る、注意するだけでなく、相手によっては内省してもらいながら気づかせる。育成でよく使われる手法ですが、改めてリフレクションの意味を問うてみるといいでしょう。

自己の振り返りを一人でやってもらうのではなく、上司や先輩が一緒になってやる。これによって新人の成長を促進することにつながります。一緒におこなうリフレクション。周囲との関係性構築の一歩になるのであれば、リフレクションの仕組みをどこかで取り入れて定期的に確認していくようにする。フューチャー株式会社の方の話を聞くと、原理原則的な育成方法なんだと思えます。これをやるかやらないか。忙しいと思って後回しにするか。どんなに厳しくても、仕組みとして取り入れて成長させる仕組みを構築するか。

研修だけではなく、振り返り面談を継続して人材の成長を促進していくのが一つのヒントになりそうです。ちょっと話が尽きなくなってきたのでこのへんにしておきましょう。改めて関係性の構築とリフレクションについては掘り下げてみたいです。

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