ブログ

両親への想い~己に向き合って想う~

月に一度、この時間だけは仕事やそのほかの日々あるいろんなことを忘れて向き合っています。まさに己(おのれ)のために。己のために字に向き合ってます。

月に一度の己書(おのれしょ)レッスンです。妻もこの時間をすごく楽しみにしていて、いつも笑顔で真剣に書いています。そして、仕事でお世話になっている「Career Cs」代表の南谷さんと、その息子のあやとくんにお会いできるのもいつも楽しみです。今日もあやとくんかわいかったです!

また、この己書を教えてくれるのは、小学校の同級生のにゃんこ先生こと純子ちゃん。教え方が上手ですよ、ほんと。こうして地元で出会ったご縁から、自分の中にあるいろんな雑念を解放して書に向き合う。この時間が今は楽しみでなりません。不可欠な時間ともいえます。日々のいろんな出来事をいったん横において、己が書く文字に向き合えることが、自分の気持ちを安定させてくれるのです。

最近は、仕事だけでなく、家族のことで気になることもあります。昨年二度倒れた実家の母の容体が元気とはいえません。同居する父にのしかかる介護を少しでも緩和できるように、特に気持ちの面で母には落ち着いてもらいたいという時間も必要になっています。できるだけ時間をつくって、週に何回かは車で20分ほどかかるところに住んでいる実家に行って、両親を元気づけたという思いもあります。

先ほど、夜になって母が泣きながら電話をしてきました。泣きながらこう言います。

「もうお父さんに迷惑をかけられない。いやだいやだ、死にたい・・・(といって泣き続けて)」

電話の向こうで父は電話の向こうで困り果てていました。

「もう泣くなよ、泣いたってしょうがないよ」

このように言う父もなんだかやるせない気持ちなのが伝わってきます。我慢強くて、私たち子どもに負担をかけたくないと思う父は、いつも気丈に大丈夫と言っていますが、そんなことはないのです。だから、父と話せるときには、実家に顔を出して話を聴くようにしています。

母は、私の顔をみると決まって言うことがあります。「仕事はあるの?うまくいっているの?」と心配してくれます。大丈夫であることを伝えれば、ほっとした顔になって、納得したような表情になります。ただ、仕事が重なってなかなか会いに行く時間がないと、「たまには来てほしい、お父さんが大変だから」と言って、母も気持ちが不安定になって泣き出したりします。父もその声を聴いて小股ように母に泣くな泣くなと言います。電話の向こうの声を聴くと無力な自分を感じます。そして、父は私の顔を見ると、「もうつかれたよ」と時々嘆いています。

まだまだ私もすべてがOKというわけではないので厳しいところもあります。母が週4回、リハビリを受けにデイサービスに行っているときは父も少し休めるようですが、父は年末に膝と腰を痛めてしまっていて、時々つらい顔をしています。なんだか無力さを感じてしまうこともあるのです。

両親の介護の問題に直面し気にはなりますが、とはいえ、私もまだまだこれから。まだまだいろいろとやっていかなければならないこともあります。母は、確かに息子の私の顔を見ると喜んでくれますが、一番喜んでくれるのは、私が仕事で活躍していることだと父は言っていました。そうなれば、今は、自分のやることをとにかく一つ一つ全力で心を込めて、そして何よりも自分を信じてやるだけです。信じていれば必ずさらに多くの人たちに貢献できる機会を得られる。そう思ってとにかく今は一歩一歩です。そのため、人付き合いの時間が少し減っていて申し訳ないのですが・・・ただ、外せない時間は外せませんので、己書のように向き合う時間も必要です。

このはがきに書いた言葉を見ると、様々な思いを背負っていくにしても、少しは気持ちが和んできます。己の分身でもあるこの字を見て、気持ちをコントロールし、今やるべきことに気持ちを全集中していくことにします!こうしてペンで書くだけでなく、こうしてパソコンで打ち込む文字で綴ったこのブログへの想いも含めて。

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP

富士みらいクリエイションをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む