昨日のことになります。昨日は、初めて日本橋の「WASEDA NEO」にいってきました。社会人大学院のような、学びの場に行くのは実は初めて?いや、ワークショップデザイナーも社会人大学といえばそうなのか、まあ、いいです。

パラレルキャリアが一つのキーワードでしたが、久々に「サードプレイス」と向き合ってきました。講師が石山恒貴先生ということもあり、その方向の話を聴くと、改めてワクワクしてきました。
かつて、2011年に自ら「サードプレイス」を立ち上げることを名乗りだしてからずいぶんと時間が経過しました。この画像にあるようなサードプレイスとはちょっと違いますが、「学びたい」という同じ想いをもっている方々を集めて「プラスオン」できるものを手に入れようというコンセプトで取り組んできました。2か月に1度の活動では、多くのつながりをつくることを目的に、あまり自分のためにはやっていなかったという印象はあります。
その気力が一時失われましたが、時代が流れ、再び地元に戻ってサードプレイス的な活動を始めています。今度は、利他の気持ちをより強くして取り組んでいます。お互いに違う領域で活動する人たちに集まってもらい、お互いの「感性を磨く」ための活動(休日朝活)を始めました。ビジネス領域、まちづくり、保育、食育、いやそれ以外もあるかもしれません。様々な分野に渡ります。こうした方々がお互いにそれぞれの活動を共有し合うことを通して、何か知恵を創り出せるようになればいいのかなって思っています。
一緒に共同プロジェクトをやるのが目的ではないしビジネスを一緒にやろうというものでもありません。お互いに、自分の領域を「良くしたい」という想いがあってこその、感性を磨く活動が成り立っているように思います。必要であれば、お互いに支援し合えばいいのです。富士市という地域コミュニティの集合体のような街で活動する人たちが、自分で取り組む活動を輝かせるための場所とでもいうのでしょうか。単に人集め、単に売り上げ拡大、単に数値目標達成という単純なことはしません。それはあくまでも結果。その結果に至るまでの過程において、いかにお互いに感性を磨き合って、好きな事をやっていけるかどうか、それを確認し合ってシェアし合っているという感じですかね。

こちらに映っている根津幹夫さんのように、別の企業に留学して自分の世界を切り拓いた人。昨年の6月に、NHKの番組「クローズアップ現代」でもとりあげられたのは記憶に新しいところです。根津さんは、ご自身が留学した先で新しい事業を立ち上げられたそうです。大手メーカーでのご経験が他の活動領域で活きるような生き方、働き方が求められてきており、その一つのカタチを実践したといえます。
富士市での感性を磨く活動もそれは同じのように思います。それぞれの活動領域を持ちながらも、まさに「パラレル」に様々なところで自分の知恵を使い、新しいアイデアを生み出そうとしているのです。そんな人たちに刺激されて、私も自分のいるビジネス領域で、なにか新しいものを創り出すきっかけにしたいと思っています。せっかくだから、異なる領域で活動する人たちのお考えもたくさん聴きたいですからね。ビジネス現場での研修講師だけでなく、様々なセミナーに街から呼ばれるようになれる人になるための私が持っている専門性とはなんだろう。そんなことを突き詰めながらパラレルに活動できる企業家でありたいと思っています。

サードプレイス・ラボで出会った、まさに現在のパラレルワーカーの代名詞ともいえる大村信夫さんとの再会は、とても面白く、感激でした(大村さんを今度は富士に呼びたいです)。いまや大企業に在籍しながら、様々な別の大企業、団体等でひっぱりだこの大村さん。そんな大村さんの進む道が、私にとっては一つのヒントになっているし、刺激になっています。
そして、昨年富士に来てくださったサードプレイス・ラボの安斎さん、徳本さんにも刺激をいただきました。企業家として2年目を迎える今、新しい道を切り拓くためにも、富士市で立ちあがったばかりのサードプレイスをうまく使って、自分の感性を磨きながらビジネス創出に挑んでいきます。
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