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相手を「よく見てますね」と評されるのはなぜか?

「よく見てますね」「よく見てくれているよね」

最近、研修やセミナーでかかわった経営者や団体の担当者の方々によく言われる言葉です。「見ている」というのは、べつになにかをぼーっとして見ているのではなく、社員の方々の行動や言葉のキーになるところをよく見ているという意味です。

私は研修で企業の方々に係るケースが多いです。そのため、社員の方々が話す感情を表す言葉や、強調して言っているような言葉には特にアンテナをたてるようにしています。また、それだけでなく、話すときの姿勢や、話すときの視線、口ぐせなども可能な限り見ています(聴いています)。それを踏まえて、経営者の方々に、文書や口頭でフィードバックします。それが「よく見ている」と評価される要因なのかもしれません。

私は人を見るのが好きです。見るといっても、どちらかといえば観察の意味での「観る」ということです。その人の話しぶりや声、よく使う言葉、特に感情に係る言葉などを聴くようにしていますが、より神経が研ぎ澄まされるのは、相手を「観る」ときなのかもしれません。観察とよくいいますが、出来るだけ相手を観るようにしていれば、いろんな人の、特に良いところが見えてきます。もちろん、改善した方がいいのになぁ、と思っていることも見えてきます。

こうして相手をよく見たうえで、自分なりに感じたことを伝えます。言葉を聴いて、その言葉を発している様子も見ながら伝えると、特に評価をする立場の人たちからは好まれます。私は、このように人を観ることで、組織の採用や昇格にかかわることも多少やっていたので、その目は決して衰えてはいないですし、むしろその点については自信を持っています。

そして、これだけ相手をよく見るようにしているのは、自分をよく見すぎているからなんだと思っています。そのうえで、自分に対しては「自信がない」と思っています。自分自身に自信がない、と自覚できているからこそ、相手をよく観ることができるようになったのかもしれません。「よく」には、「良く」「(頻繁にという意味での)よく」という意味が込められています。よく観ているからこそ誰かに伝えられること。そして、伝えることで、相手に対して自信を持たせてあげられるようにすること。それが私に必要なことであるとして取り組んでいます。

よく観ているからこそ、必要な人に丁寧にフィードバックもできます。相手の快活さ、積極的な発言、一生懸命さなどなど、様々な観点を相手に深くフィードバックできるようにしてかかわっていけるように思います。

よく観るというのは、我流ではありますが、その我流に自信をもって取り組めているように思います。自分で自分を観ると、自信がない、のですが、他人を見るときにはとても自信をもって観れるわけですから面白いですよね。それをまた、相手の変化を時には期待しながら、ワクワクしながら観ているので。こうした気持ちを活かしていくと、今までよりも更に深く、企業の方々に向けた上質なサービスの提供もできそうです。一人一人と話をすることによって、その人の良さを引き出す秘訣を伝えることもできます。

そして、こうした好きな食べものをいただくと、さらにその人を観る目が磨かれるように感じます。より元気になって相手を観れるので、より相手に響くフィードバックができますね。相手を観るにはそれだけの心身の健康が重要になるのです。エネルギーチャージはとても大切。大好きなものを時にはしっかりと食べて、その目をしっかりと使えるだけの心身の健康を維持していきます。

運動もしないとなぁ・・・(笑)。

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