外の朝日はとてもきれいな時間です。それなのに、新型コロナウイルス感染症のせいで心は暗くなる。そんな時間を過ごしているという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
ネガティブなことを考えて、それを周りにもわかるように話したところで、周りが余計に不安になるだけです。時々ネガティブな、不安な気持ちをSNS上にたくさん書いている方がいますが、それが果たして周りにどのような影響を与えるのでしょうか?また、不安を煽っている方がいますが、それが周りにどんな影響を与えるのでしょうか?自分自身が思っている以上に周りへの発言に対しての影響というのは大きいのです。そういった影響に巻き込まれることのないように、自分の理念をしっかりと持っておくのが大切です。
人間は、もともと安全の欲求が強いといわれています。命の危険に脅かされるからこそ安全な場にいることを求めます。それは本能的なものです。自分の身の安全を確保するのは当然ですし命を守る行動をするのは当然です。ただ、体の命もそうですが、心の命が奪われるようなことがあってはならないのです。今は情報が多くあって容易に検索もできるので、いろんなものに目がいきがちですが、あまりその情報に振り回されてしまうと、心が乱されてしまいます。自分でそれを自覚している方であればわかるでしょう(私もそうですから)。必要以上に不安を感じ、恐怖に怯えているだけでは何も前に進まない。だからこそ、様々な不安を煽ってくる情報に流されることなく、今できることをやろうということになるのです。
過去はもう終わったこと。未来に向かってどうするかを発想しなければ生き残れない。私もいま改めてそう思います。誰もが幸せを実感できるようにという、富士みらいクリエイションの理念があるように、それぞれの幸せを追求するだけの生きる道を進んでいかなければならないですよね。自分を見失うことなく、ぶれることなく進んでいける人が、こうした厳しい環境のもとでは生き残っていくのではないでしょうか。
先日、テレビで「下町ロケット」の再放送をみておりました。放映された当時は、佃製作所の撮影の舞台になった大田区矢口に住んでいたので、とても親近感があります。ドラマのなかで、主人公の佃航平が何度も口にする言葉がふと頭をよぎりました。
「どんな難問にも必ず答えはある」
ものづくりの現場で、新しい製品の開発、改良、改善などを進めていくときには、大きな難問にぶつかることは日常的に起こりうるもの。その難問をどう解決していくか。考えに考え抜いたその先には必ず答えはあるもの。
いま、コロナの拡大で様々なリスクを抱え、不便や不安を感じている人も多いでしょう。それでも、このようなことはずっと続かない。「いま、ここ」を見つめながら、どんな難問にも必ず答えはあるわけで、その答えを導いていくプロセスにのっかっているのです。そのように信じていくことで新しい未来は開けていくことでしょう。
不安な気持ちに触れるのが嫌であれば外部との情報を絶てばいい。関係を絶てばいい。考えに考え抜く時間を自分でつくりながら、どんな難問にも必ず答えはあると信じていきましょう。その答えの先に、新しいロケットエンジンの開発のような新しいものが創造される世界があります。私はその可能性を信じて生きていきます。なぜならば、富士みらいクリエイションは、人、組織、コミュニティにある無限の可能性を信じているからです。
幸せな職場にするためには、ともに仲間の可能性を信じて取り組む。チームとして取り組む。そんな想いを改めてもっていると、どんな難問にもある答えにたどりつくのではないでしょうか。
難問を解決するために進んでいきましょう!

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