ブログ

同じ目的でチームで仕事をするために~ストレングスファインダーを活かそう!~

静岡に戻ってきてもうすぐ季節を一巡しますが、新型コロナウイルスのような新たな感染症の脅威に関する話が出るとは予想もつかずでした。2月も下旬に差し掛かってはやく暖かくなってほしい。そうすれば、この新型ウイルスの勢いも衰えてくれるんじゃなかろうかと思っています。

こうした厳しい情勢の中でもどうやって進んでいけばいいのか?経営に頭を悩ませる方々も少なくないと思います。そんなときは一歩立ち止まって考えてみましょう。足元を見直してみるという意味でも活用をお薦めしたいのが、自分自身の強みの確認です。個人としてもチームとしても、その「強みは何か」という視点です。

ストレングスファインダー。アメリカのギャラップ社が40年にもわたって人間の強みに関しての研究を行ってきました。そのなかで、人々に共通する34の資質を言語化して、それを各自が見れるようにするためのアセスメント・ツールです。なかなか興味深いものです。30分ほどで取り組むことができるものです。

「さあ、才能に目覚めよう新版~ストレングス・ファインダー2.0~」

34の資質から上位5つが強みとして抽出され、その後に続く5つの資質も、最上位の5つとともに活かせるものです。抽出された上位5つの強みを人生でどのように役立てられるものなのかを確認し、そのうえでどうやって行動をすればいいかという指針を打ち立てることができるものです。この結果を読み取ったうえで、「自分の強みを活かすという視点や強みを伸ばす視点」、そして「他の仲間からのサポートを受ける視点」など、様々な視点でこのストレングスファインダーの視点は活かすことができます。

その人の真の強みをいかにして築くか。これは才能ともいえるかもしれないが、本の中では、「才能は強みの一部に過ぎない」といっています。才能を伸ばしていくための一つの材料でもあるわけです。知識の多寡やスキルの習熟度合いを試すためのものではありません。知識を増やし、スキルを伸ばすための指針になるとしても、結局はどのようにして自分の強みを活かすかということにかかってきます。

そして、ストレグンスファインダーは、個人だけでなく、組織やチームで取り組むことに意義があります。まず、自分の強みが活かせるような業務がチームの中で取り組めているかという点です。強みが活かせるような業務に取り組んでいれば、チームへの貢献につながる可能性が高くなります。一方で、逆に自分の強みでないものが業務を遂行するうえで求められることもあります。その場合には、様々な外部の資源(情報、ものなど)を十分に活用することを検討すればいいでしょう。さらには、同じチームのメンバーや、チーム外の専門家などの支援を受けるのも一つの方法です。自分一人で何かをやろうとしないで、自分の強みを十分に活かすために、チームメンバーの力を借りることが欠かせません。

チームメンバーの力を借りるためには、チームメンバー同士で、お互いに自分の強みとなるものについて共有し、共通の目的を実現させるためにコミュニケーションをとることが必要となります。チームメンバー同士で自分の強みを共有すると、チームとして共通の目的を実現させるためのヒントが見えてきそうです。業務の改善、他チームや他社との協働の方法、業務分掌の見直しなどなど、様々な観点からチーム全体のマネジメントの見直しにも着手できそうです。

ちなみに、34の資質は下記の通りです。

アレンジ、運命思考、回復志向、学習欲、活発性、共感性、競争性、規律性、原点思考、公平性、個別化、コミュニケーション、最上志向、自我、自己確信、社交性、収集心、指令性、慎重さ、信念、親密性、成長促進、責任感、戦略性、達成欲、着想、調和性、適応性、内省、分析思考、包含、ポジティブ、未来志向、目標志向。

ストレングスファインダーを確認するためには、上述の書籍の巻末にあるアクセスコードを用いて、専用のサイトにアクセスして受検できます。そうすると、レポートを手に入れることができます。

抽出された上位5つの強みをチーム内で共有し、どのようなチームづくりを進めていくのがいいか、どのような組織づくりを進めていくのがいいかを議論していくと、チームメンバー同士の相互理解につながるだけでなく、チームとしての結束力が高まるでしょう。それだけでなく、今取り組んでいる仕事自体が楽しくなるとともに、自分自身を中心にした周りの人たちを幸せな気持ちにさせてくれる存在になるといえます。仕事をすることへの意義を感じて、チームへの貢献を実感するためにも、ストレングスファインダーは十分に活かせるものとなります。

私は既にストレングスファインダーを受検しており、以下の5つが強みとして抽出されています。

1親密性(他の人との人間関係を好む。目標達成のために友人と努力することから、大きな満足感を得る)

2内省(知的な活動を特徴としている。内観的で知的な議論が好き)

3目標志向(方向を定めてそれに従い、道から逸れないための修正をする。優先順位をつけてその通りに行動する。)

4ポジティブ(人から人へ伝播する熱意をもつ。生き生きとしていて、他の人たちに活気を吹き込み、やる気を起こさせる)

5未来志向(未来とそこで起こりうることに触発される。未来についてのビジョンを語り、人々にエネルギーを与える)

こうした強みを活かすような取り組みをしてきたからこそ、「富士みらいクリエイション」という会社を立ち上げて独立する決断をしました。また、いろんな人たちと個々に会って話をすると、その人の良さがよくわかり、仕事がとても楽しいと実感できます。その他に、様々な情報を整理し、考えをまとめてこのようにブログで発信することも、自分なりに内省した後で取り組んでみると、なにか多くの人たちに貢献できるようなものになるのではないかと思います。

ストレングスファインダーをチームメンバー同士でお互いに理解すれば、周りのサポートを得る、得られる一つのきっかけにもなります。職場やチームの中で、こうした5つの強みが何かを、お互いにコミュニケーションをとって確認しあうことにより、チームとしての目的の実現に向かって同じ方向を向いて仕事に取り組んでいく空気が作れれば、働く場が幸せを実感を出来る場になるのではないでしょうか。

ストレングスファインダー、働くことへの幸せを実感できるようにするためにも是非活かしてみましょう。幸せな会社にするための第一歩にしましょう!

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。