
昨日の富士山。富士市の今泉付近から撮ったものです。この時期は雪がいっぱいの富士山がみられます。今週は山の方は雪が降るようですから、また富士山の雪が増えそうですね。
今日は、地元のラジオのRadio-fさんの番組「カラーオブサクセス」の中で話をしたのですが、働き方改革に関しての対応を各企業がしなければならない状況になりつつあります。大企業に対しては、既に各種関連法規の改正によって取り組みを具体的にしなければならないという状況です。中小企業についても、たとえば、労働基準法の改正によって、今年の4月から残業時間の規制については施行になります。必要に応じて届け出や規程の整備を進めなければならないでしょう。その他、パートタイム労働法関連で、同一労働同一賃金の規定に関しても来年4月には中小企業にも施行されますので、労務関連の対応について待ったなしという点からも、働き方改革への対応が急務であるといえます。
では、働き方改革において実務上どのように対応すればいいか?そのあたりの具体的な対応策が見えなくて、何をしていいかわからないという企業も多いと思います。ITの活用やシステムの導入、大きな設備投資によって生産性を高めるのも一つの方法です。生産性を高めるための取り組みをする場合、内容によっては助成金などの制度を活用すれば実質の負担はそんなに多くないでしょうからよくとる方法かもしれません。ただ、そこまでの大掛かりなものでなければ、組織の中でも様々な工夫をすることもできます。
たとえば、会議やワークショップの方式を組織内で用いながら、自分たちの業務の流れを見える化してみると、何がムダで何が必要かの糸口が見えてくるのではないでしょうか。その中で、特に必要な業務については、組織内で誰もができるような仕組みをつくる、そして、ムダな業務はもうやめるという判断を行っていくのも一つの方法です。業務内容を出来る限り見える化することによって、何を組織全体で取り組み、何をやめてしまうか。それがはっきりしてくるでしょう。そのためには、特に中小企業の場合には全従業員がみんなで集まって、会議やワークショップのような方式で取り組む時間をどこかでとってみるといいでしょう。長時間やらずとも、メリハリつけて時間を限って行っていけば問題ありません。
こういった方法を効率よく進めるための方法を学ぶことは、弊社のプログラムやワークショップでも可能です。そちらをヒントにしていただければ幸いです。
働き方改革は、大それたことを一気にやらなくてもいいのです。大きな各種社内規程の見直しは専門家に任せて、社員一人一人ができることから小さい行動をまずは積み重ねていきましょう!
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