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誰もが幸せを実感できるように~LGBTフレンドリー企業として~

今日は午後から富士市役所で夫婦でビジネスのヒントをつかむとともに、学びにもなる機会を得てきました。LGBTとマーケティングをテーマにした、富士市産業支援センター(f-biz)さんと富士市市民部多文化・男女共同参画課が共同で主催されたセミナーです。詳細は、f-bizeggさんのブログで掲載されています。

来年1月から北海道釧路市のk-bizにブランディングマネージャーとして赴任される田辺貴久さんのお話でした。田辺さんは、リクルートに勤務されていた際にLGBTであることをカミングアウトされ、それを一つのきっかけにしてリクルートでLGBTに関しての研修をご担当されたそうです。また、田辺さんは、ご自身がいらっしゃった住宅情報誌のSUMMO(スーモ)のサービスに、LGBTの方々の賃貸住宅を探すご相談を承るなどして、LGBTに関して様々な先進的なお取り組みをされてきたそうです。そのため、とてもわかりやすかったですし、現場経験に基づいた話が説得力のあるものでした。

k-biz(釧路市ビジネスサポートセンター)のセンター長、澄川誠治(すみかわせいじ)さんも会場にかけつけておりました。澄川さんは、昨年k-bizのオープン前にf-bizに研修に来られていて、その時に私たち夫婦との相談担当をしてくださったんです。初めて私がf-bizを訪れた際には、不安で自信がなくてという状況だったのですが、澄川さんのお話を聴いて決意が固まってきて、ある意味、澄川さんが背中を押してくださったんだと思っています。澄川さんは、今や釧路で大車輪のご活躍をされていらっしゃいます。

今回のセミナーは先述の通りとても有意義なものでした。妻が最初に「参加したい」というのも珍しいことです。今回のセミナーを機に、LGBTについての理解を深め、今後の私たちに何か関係することはないだろうかを考える機会にしたかったのです。

ちなみに、私自身は21世紀職業財団のハラスメント防止コンサルタントですが、財団では、LGBTの理解の低さがハラスメントの問題に発展することを研修で学びました。各組織がLGBTに関する事を偏見を持つことなく正しく理解して経営に活かすことが、心ないハラスメントが起こることで生じる様々な問題を防ぎ、多様な価値観が容認される社会の形成につながることが必要ではないかと思います。

セミナーでは、LGBTの知識の確認から、海外でのLGBTに関する取り組みをはじめ、富士市内の事業者さんの取り組み事例も紹介されました。貿易会社さんが始めたLGBTの方でも安心して身につけられる衣料品の開発、そして、その衣料品を販売されているお店の事例は、社会課題の解決や事業者のビジネス拡大の大きなヒントになるものでした。また、民間の企業だけでなく、自治体の取り組みとして、男女共同参画課による富士市の取り組みについての話もありました。住民へのサービスの細かい部分をLGBTに配慮したものにしている取り組みは、とても良いことだと思います。

私たちにできることは何だろうか。帰りの車で妻といろいろと話しました。偏見を持つことは論外ですが、何か特別なものとして配慮しすぎるのもどうなんだろうか、という意見で一致しました。気を遣いすぎることで発生する過度な反応があること自体、LGBTの方々にとって生きづらい社会になってしまうように思います。

カウンセラーである私の姿勢として、目の前の方々が安心安全で話せて行動できる場をつくり、目の前の方々をまず受容する姿勢を大切にしています。その姿勢を継続し、これからも誰もが安心安全で話せる環境をつくります。

弊社の事務所に、新たにレインボーフラッグを置くことにしました。このフラッグは、LGBTフレンドリーとしての姿勢を表すもので、会社としてその意思表示をします。私たちの経営理念に、「誰もが幸せを実感できるように」とありますが、まさにその証ではないかと考えました。差別偏見のない、カウンセラーとしての自分の姿勢とともに、会社としての理念を実践する意味でも、こうした取り組みが必要です。

私は、職場でのお悩み相談を、夜間でのお電話相談限定で、ココナラのサイトで承っております。こちらです。誰でも同じようにご相談いただけるように心がけています。LGBTの事で職場で理不尽な扱いを受けるなど、何かお悩みがおありでしたら、上記にて承っております。

もしくは、こちらのお問い合わせからでもOKです。

誰もが幸せを実感できるように、みらいに向かって自信をもって誰もがチャレンジできる社会を目指していきましょう!

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