先日、ご縁をいただきまして、地域の新聞紙でもある「岳南朝日新聞」の11月14日の日刊・富士版にとりあげていただきました。1面を大きく使って掲載いただきまして、大変有難いことです。
コミュニケーション力の向上や改善を一つのテーマにして活動をしていくという自分自身の軸が、取材を受けながら自覚できたと思っています。「地域での大人の学び場をつくりたい」というのは、まさに私自身の夢であり、その夢の実現のために、様々なところで「コミュニケーション」で悩んでいる、苦しんでいる、うまくいっていない人や組織を支援したいと思っています。
私自身も、記事の中に「自律神経失調症で苦しむ」と掲載いただいていますが、まさにその通りです。順風満帆ですべてがうまくいってここまで突っ走ってきた人間ではありません。むしろ、挫折も苦しみも味わい、屈辱的な想いもしたこともあって、乗り越えてきました。それらを乗り越えた先に今があるのです。
自分が苦しんだからこそ、コミュニケーションの原理原則を突き詰めていきながら、組織の成果や個人の成果につなげたいという想いで、今は研修講師やセミナー講師、ワークショップデザイナーなどで活動しています。産業カウンセラーやキャリアコンサルタントとして、一人一人に寄り添う活動や、人材育成コンサルタントとして、組織における様々なコミュニケーションについ ての問題を解決していきたいと思っています。

特にコミュニケーションの問題で苦しんでいる人たちに寄り添いたい。個人のみならず、私が長年かかわってきた企業の中でも多くの方々が目に見えないところで苦労しています。また、今はうまくいっていても、成長をさらにしたいという方々も多くいます。コミュニケーション力の向上は、様々なところで継続的におこなっていく必要があると思っています。
昨今はオンラインでコミュニケーションをとるのが主流になっています。ただ、それだけで全てが解決するわけではありません。もちろん、オンラインのコミュニケーションを否定するつもりはありません。そのやりとりの継続でも、コミュニケーション力の向上ははかれるでしょう。しかし、それだけだと、いざ社会に出た時に苦労してしまう若い人たちが多くでてきてしまいます。言葉にない表情や気持ちをとらえきれない。オンラインのコミュニケーションではなかなかとらえきれないのです。だからこそ、勇気を出して、まずは誰かと話してみる。隣に座った人と勇気を出して話してみるだけでも違いますね。コミュニケーション力の向上の第一歩です。失敗してもいいのでまずは一歩です。
そして、この一歩一歩のコミュニケーションの積み重ねが、やがて組織で働くようになってさらに成果を出していくためには必要になります。
一方で、長年同じ組織で活動してきた人たちにも、コミュニケーションのあり方を考えないといけない時期にきています。今までと同じようなかかわり方ですべてが解決するとは限りません。ちょっとした軽いものの言い方で傷つく人もいます。まずは話をよく聴くことが欠かせないのです。コミュニケーションスタイルが変わってきているという世の中の状況を把握したうえで、現代にあったコミュニケーションのとり方を実践していかなければならないでしょう。こうした変化に対応できずにいると、いつのまにかハラスメントの問題に発展し、人材の確保に苦しむ状況に直面することもあります。
だからこそ、一人一人のコミュニケーション力の向上が、様々な場面で必要になると思っています。私の場合には、組織内の上司部下、営業パーソンの営業力、会議のやり方、話の聴き方などのテーマでのかかわりが多いのですが、これらに共通しているのは、コミュニケーション力です。私自身、コミュニケーションがうまくなくて鬱っぽくなってしまった時期もありました。そんな苦しみを自覚しているからこそ、リアルの場面でのコミュニケーション力の向上が必要になると考えます。
地域の力を強くするために、組織の力を強くするために、そして、一人一人のコミュニケーション力の向上のために、力と知恵を出しながら、これからも寄り添ったかかわり方をしていきたいと思います。私自身もさらにコミュニケーション力の向上を図っていかなければならないと思っています。
岳南朝日新聞さんには、起業して半年余りの私をとりあげてくださり、とても感謝しております。地域のためにかかわる人材育成コンサルタント、キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、ワークショップデザイナーとして、これからも自らの夢をかなえるために地道に一歩一歩活動していきます。
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