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準備が全て!~何が必要な情報なのか?~

今週は、正直なところ、難しい研修の仕事をさせていただいております。参加者の動機づけが十分でない中で、研修を「受けさせられている」方々が多い、ということから、進行もファシリテートも難しさを感じながらやっております。何度も登壇していても、やはり気を遣いますね。

比較的、頭脳明晰で論理的な思考力の高いIT業界の方々が相手ですので油断ができません。ちょっとしたエラーに対して突っ込みを入れてきますし、はっきりとした指示を出さなければ、すぐに疑問をもって突っ込みを入れてきます。また、研修そのものへの反応も決して良いわけではありません。この業界の方々の反応は総じて研修に対してはあまりよくないのですが、やはりいい気持ちにはなれないところはあります。表情に出しませんし、非言語の動作も少ない印象です。冗談を言ってもなかなか響かない・・・苦労するんですよね。

ですので、準備段階では、正直気持ちも乗ってこない時間もありました。しかし、そんな状況でもなんとか乗り越えるヒントを見つけました。

顧客が今直面している状況を知り、顧客が欲しい情報を理解してそれを伝える。やはり相手に寄り添うのが一番なのです。彼らにとって響く情報はなにかそれを事前にキャッチしておけばいいのですが、その情報が研修の企画担当ですらわからない場合もあり、お手上げになっている状況もあります。どんな情報を顧客が求めているかをしっかりとヒアリングをして、準備をしておく必要があるのですが・・・

今回は、そのあたりが不足していて、一昨日は研修の評価がイマイチでした。私自身もモチベーションが低い状態で行ったのでそれが出てしまったかもしれません。今朝はそういった要因もあって、行きの新幹線も憂鬱な感じでした。ただ、今日の研修を進めていくうちに、大きな発見がありました。その発見を研修の中に反映させたあたりから、風向きが一気に変わりました。

やはり顧客の知りたい情報をつかんでおくことにつきます。そのために、講師の実体験や他社事例をしっかりとおさえて準備しておくことが必要ですね。準備はしすぎることはないです。よく「どのくらいの長さの時間で準備をすればいいか」と質問をされますが、時間に対しての答えは、私は持ち合わせていません。むしろ、気のすむまでやればいいのが準備です。時間で考える必要はありません。準備をやってやりすぎることはないのです。

少し熱くなりましたが(笑)、とにかく顧客が何を情報として求めていて、その情報の内容はどのようなものにするか、これを徹底的に準備することで、研修の仕事の成功につながります。研修の最中に、まずい状況から軌道修正をかけられるようになったのも、自信と力がついた証ですね。

最近お気に入りのポジションからの画像。JR富士駅近くにある工場の煙突です。これを見ながら今日も富士から仕事場へ向かいました。気持ちを切り替えるための場所になってますよ!

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