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職場で新人教育をする際に必要な場づくりのポイント5選

西日本がようやく梅雨入りしたそうですね。相変わらずの気象の乱れ、いつまで続くのでしょうか?困ったものですね。熊本で雨ごいをしたそうで、その効果が少しでも出てくると・・・なんて思っていたのですが、台風の接近が気がかりです。

気がかりといえば、皆様の組織の新入社員(職員)の方々はいかがでしょうか?これから本格的に現場に配属になって、一人で仕事を任されるようなステージにきているのではないでしょうか。もしくは、もう一人立ちしている方もいらっしゃるでしょうし、なにかのプロジェクトですでにご活躍の方々もおられるかと存じます。

新人の一通りの集合型の研修が終わって、これから現場でのOJT中心に教育は進められることでしょう。今回は、この新人を職場で教育していく際に必要なポイントを、おもに場づくりの観点から5つにまとめてみました。このポイントをご確認いただき、各職場に配属された新人の育成に取り組んでいただければ幸いです。

なお、書かせていただいている私の本も参考にしております。

「課長、それパワハラです!と言われないためのコミュニケーション術」→オンデマンド(紙の本)電子書籍です。

その1:新人が働きやすい環境を整える

新人に限らず、職場の衛生環境のチェックは常に行う必要があります。特に新人が働くのにふさわしい場所になっているか?上司や先輩が怖い顔をして仕事をしていませんか?そんな状況で、「ホウレンソウしないとダメだ!」といっても余計に萎縮します。会社にまた行って仕事をしたいと思えるように、働きやすい環境を整えましょう。このあたりの話は、もう一冊の本、「会社が仕事に行きたくないと思ったら。会社員が仕事に臨む前に心を整える5つのポイント」にもまとめてあります。

その2:新人と短い時間でもいいから会話する

忙しい職場ほど、会話の量が少ないですね。怖い顔をしてパソコンに向かっているような職場では要注意です。周りの先輩社員たちは、柔和な表情で仕事をしていますか?工場などの作業現場でも同じです。職長が時々新人に声をかけてあげるようにしましょう。面談をいつもやるだけの時間がないとしたら、一声でもいいので声をかけて彼らの心身の調子をよく見てあげましょう。短い会話の中でも、なにか新人が思っているものがポロリと出る可能性もあります。

その3:仕事内容理解度のチェックをする

新人と話をしたうえで、仕事内容の理解度を確認するための時間をとりましょう。知識の確認は、口頭での確認やテストをやってみるといいですし、営業や組み立てなど、技術を用いるようなものについては、ロールプレイング方式でチェックすると効果的です。出来てない箇所ばかりに焦点を当ててフィードバックするのではなく、できていて成長が感じられる点もしっかり伝えてあげましょう。

その4:朝礼や会議の場で一定時間の発表をしてもらう

どのようなテーマでも構いませんので、短い時間でスピーチをしてもらうのも効果的です。朝礼や会議など、職場のメンバーが温かく見守りながら、仕事を通して感じた事、気づきなど、仕事にかかわる内容がベストです。話の内容や構成、話し方などをアドバイスしながら、一緒にスキルを高めるようにしていくと、組織全体のスピーチスキルアップにつながりますね。

その5:メンターによる定期面談を行う

新人が配属直後は、直接の上司よりは、横の先輩、ではありませんが、メンターのような存在の先輩が、仕事に対しての疑問、悩み、不安などを受け止めてあげるといいでしょう。ある企業では、役職定年を迎えたシニア社員が、こうしたメンター的な役割をつとめて、新人に限った話ではなく、若手社員がの話を聴く機会を設けましょう。メンターの役割はこの時代においては特に大切です。

新人を育てていくのは、人事部でも人材開発部でもなく、各職場の先輩社員たちの役割です。心構えとともに、新人と接する際の対人スキルの向上が先輩社員たちには要求されます。夏から秋の職場での教育が、今後の新人の成長に直結するほどとても重要であると考えて、組織で取り組んでいきましょう。

こうした新人のフォローも含めて、人材育成のポイントを、9月に、富士みらいクリション主催でのセミナーでお話しようと思います。15年以上、人材育成業界に携わってきた現場経験を踏まえてお伝えします。楽しみにしていてくださいね!!よろしければお話を聴きにいらして下さるとうれしいです。

昨日の東京駅八重洲側の様子。ずいぶん、このへん建物が変わっています。いよいよ新しい街づくりが・・・

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