この土日。私は様々なワークショップの場に参加し、再び「ワークショップ」への探求を続けていこうと決めました。青学のWSD(ワークショップデザイナー)育成プログラムを終えて2年。生涯学習開発財団の認定ワークショップデザイナーとなり、コミュニケーションを楽しめる場をつくるため、一つのステータスを自分なりに獲得したつもりでしたが、まだまだ自分の力を高めていこうと思い、改めてワークショップについて向き合おうと気持ちを固めました。
なぜそこまでワークショップに向き合うのか?2つの理由があります。
1つは、「コミュニケーション」を扱うプロとしての意識を高めるためです。コミュニケーションの場づくりの専門家、という、青学WSDの中で教わったこの言葉が私の中ではとてもしっくりくるもので大好きなのです。一人ではできないことを、二人以上のコミュニケーションの積み重ねにより、協働することで創り出される。まさにワークショップである、という場を企画して創り出し、それぞれの場の目的達成に向けて取り組もうということに私は魅力を感じます。ただ、様々かつ複雑な関係が入り乱れるような場では、いかにしてコミュニケーションの場を創り出すのか、真剣に考えなければいけないと思っています(考えすぎるのもいけませんが)。責務として取り組むコミュニケーションの場づくりにもっと取り組みたい。だからこそ、名刺にも「ワークショップデザイナー」という肩書を入れています。
そして、静岡ではまだまだ少ないワークショップデザイナーとして、様々な場の目的を達成していきたい。何人かの仲間と協力し、最初は小さなアクションかもしれませんが、それが大きな果実になるように。この活動の積み重ねが、以前岳南朝日新聞でも語った「地域のコミュニケーション力の向上」になるのだと思っています。(参考の記事はこちらで)
もう1つの理由は、地域での活動に力を入れるためです。地域では、自分自身の取り組んでいることに長年継続することで、一つの専門性を持った存在として認知されている人たちが多くいます。また、富士エリアや静岡県内でも、徐々にファシリテーションやワークショップデザインに取り組む人たちは増えているように思います。
ただ、私のように、企業の人材育成や企業研修の企画営業の経験を経て、ワークショップデザインやファシリテーションの分野に出てきた人はいないと思っています。稀有な一つの専門性を大きく伸ばしていくことで、地域の方々の貢献がもっとできるのではと思います。ワークショップデザインやファシリテーションの原理原則に沿って地域の方々の課題解決になるような情報を提供し、「やればいいというワークショップ」を出来るだけなくしていきたいと思っています。「やることに意味のあるワークショップ」をやっていくことが、地域のコミュニケーション力向上に大いに役立つと、私は考えます。仮に、ワークショップでない手段で解決できる方向性を提示することも、私の知見を踏まえれば十分に可能です。また、ワークショップを実施する際に、様々な手法やツールの利用を伝えることはもちろんですが、手法にとどまらず、その手法を使う意味や、それを使うことでどうなるかということについても、地域の方々に伝えたらと思います。

土曜日に参加したSDGsに係るワークショップも、一つの目的を達成するためのものです。SDGsについては、また改めてまとめる機会を持ちます。

クリスマスが近づいてきましたね。富士市吉原のコミュニティfの前にも、ツリーがお目見えですね。12月、令和元年の最後の1か月。まだまだ様々な場でコミュニケーションが発生するでしょう。ワークショップを始めとして、今年最後の月にコミュニケーションを思い切り楽しむ機会を持てればと思います。
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