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人を詰めるマネジメントではなく、人は尊重しよう

今日も凄まじい暑さです。コンクリートで覆われた都会は地熱も相まって暑さが激しさを増してます。この暑さでも、都会の中で普段と同じように仕事を強いられることほど厳しいものはないですね。お客様側からも、この一番暑い時に・・・などと言われる状況です。日本のサラリーマン、特に都会ではこんなに暑くても生産活動を継続しないといけないのが悲しいところですね。

そんな中、今日は体調を崩す人の話や、亡くなった人の話などを聴く機会がありました。いずれも浅さ深さはあれど知っている方のお話です。きっといろんなことがあったんだろうと想像はするのですが、にしても残念です。暑い中での生活を強いられていて、例年の夏とは異なって気象庁曰く「災害」のような暑さですからね。

そして、更にこの暑さとなると、人のイライラも起こりやすいものです。特に本来であれば、人の行動をいろいろと指摘し、マネジメントの対象として行うものですが、そうではない、人そのものに対してマネジメントの矛先を向ける状況も出やすい。彼だからこのくらいは言ってもいい、彼はこんな性格がそもそもよくない、など、人の側面にフォーカスをしてマネジメントをしようとする。行動のマネジメントならばともかく、人格への攻撃もぶちきれて、暑さのせいでしてしまう人も出てくるでしょう。

また、ブチ切れまではいかずとも、ソフトな言い方ではあるけども、人の性格や全然関係のないところに何か改善を促すようなことを言ってしまう人もいます。それが相手を傷つけていたり、知らず知らずのうちにハラスメント的な状況を引き起こす場合だってあるのです。

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こんな表情で右の人が左の人を説教するとなれば、左の人は聴く気にもなれない。まるでゆとり社員のように気にもしないってことが出てきてしまうのです。

マネジメントをする際に、行動ではなくて人の生活や在り方、人格など、指摘するものと関係のないところまで言及していくのは、ある意味人を「詰める」状況に近いです。人を詰めて人を傷つけてしまうような状況になれば、それはマネジメントではありません。単なるいじめか、ハラスメントではないかと言えます。だから「人」を攻撃するのではなく、行動を中心に何か伝える必要があるのです。ソフトな言い方だから、怒鳴らないから良いなんてこともない。ねちねちと人の在り方や人格などに言及して詰めていくのは最悪です。

人の部分は尊重してあげるべき。目の前の人だって、その人の生活や持って生まれた固有のものがあり、それを傷つけてしまうようなことはしてはいけない。詰めるのではなくて尊重してしかるべきなのです。

人を詰めるマネジメントはもうやめてほしい。人を尊重したうえでマネジメントをするんです。

 

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