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まず自分でゼロからでも考える習慣を~すぐに見本や例を求める人たちが多い!~

私は、セミナーや研修の講師を仕事をすることが多いのですが、最近講師としての仕事をしていると、最近は早々に回答のヒントを求めたがる人が増えているように思います。何年か前に比べると、きまって出てくるのが「何か見本を見せてください」「回答例がほしい」「例がないとイメージがわかない」という言葉です。

なんでしょうね。最近は自力でゼロから考え始める人が少なくなっていますね。考えることが面倒なんでしょうか。頭を使って自分たちの力でまずアウトプットを出すことが億劫になっている方が多いんです。これはとても残念な傾向ですね。

自力で考えさせる、様々な視点で考えさせるのは、むしろ小学校のころからです。受験でも自分の頭で考える問題が増えています。知識を試すだけでなく、知識をうまく使ってアウトプット出来るところが求められているんです。自分の子供に「考えなさい」って言っておきながら、自分自身は全然思考を巡らしてアウトプットを出していない。そんな状況があるとしたら、とても深刻ではないでしょうか。

他者にすぐに答えを求めるのではなく、まず自分の頭で考えてほしい。なにかワークをやるにしても、そのワークに関してはまず何もお手本をみることなく、ひたすら答えを教えてくれでは成長はないと思うんです。まず考える姿勢をなくしているのは、効率的に物事を進めようとしている弊害なのかも、って思います。効率化を意図した○○改革をするのは構いませんが、自分の頭で考えていくことが出来ないのはおかしいです。

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先日、この看板がある都会の街に行ってきたのですが、この街にある会社でも、考えない人たちがいる状況が見えました。考えてアイデア出しているようで、実は考えていない。単純に知識が多いだけではダメ。その多さがゆえに、評論家的になって考えない人が増えているようにも思います。

社会の様子をみて、市場の動向を見て、組織の状況を見て、いろんな考えを巡らせるかどうか。それが出来ないのであれば、とにかく考えて何かアウトプットを出す習慣を持たせる工夫は必要ですね。

考えを自分でもってアウトプットを出来るようにする。考える習慣があれば、ゼロであっても、前例がなくてもまず考える習慣があれば大丈夫です。現代の考えない病にかかっていません。行動以前の問題。まず考える習慣をもってほしいですね。すぐに答えを他者に求めずに、考えてアウトプットを出していきましょうね。

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