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明るさや楽しさは伝染する~トークフォークダンスから始まる対話の場づくりの魅力~

今朝の朝焼けがとても幻想的だったので撮りました。なにか明るい日を照らすような朝。こういうのがとてもいいなって思います。朝の爽やかな街の景色をみながら、今日はどんな一日になるのかと胸躍らせておりました。

今日は朝から富士市交流プラザで二つのワークショップに参加。市民が参加するワークショップですと、いつもはプログラムデザインをしたり、事務局的な立ち位置で関わることが多いのですが、今回は特に大きな任務を背負うことなくナチュラルにやっておりました。といっても、やはりお手伝いをするのが私の役目のようなものです(笑)。

午前中はSDGs、午後はトークフォークダンスという対話のワークショップ。いずれも大学生がファシリテートしてのイベントでした。

正直、彼のファシリテートに対して、特に午前中はいろんな感情を抱いた時間もありましたが、総じてお互いが話をしあえる場をつくることができたのではないかと思います。午後は、多様な人たちが関わる場ということもあって、対話の必要性と可能性を改めて実感した時間になりました。大人と子どもという二つの大きなグループに分かれて自由に思っていることを対話していく、それを連続して行っていくことが一つのポイントになっていました。組織でも地域でもそうですが、笑顔や明るい表情、そしてそこから発せられる楽しそうな声は周りに伝染していきます。伝染や感染というと、悪いものが拡がっていくイメージが強いのですが、決して悪いものばかりではなく、いいものもあっというまに拡がっていくのです。特に動きがリアルに見える場所だと、その伝染はあっという間なのです。

最初は簡単な質問、軽いトーンの質問から始まって、徐々に自分の心にアクセスして深く考える質問まで、どんどん問いが繰り出されていきます。トークフォークダンスのスタート時点から安心安全という空気が創り出せれば、深く考える質問も、臆することなく自分の考えていることを言える状況となります。子どもも大人もお互いを尊重しながら、お互いに想いを言葉で取り交す。その様子が一つの大きな円形になって広がっていて、一つの空間がどんどん輝きを増して明るくなっていくように感じました。一人一人の表情が、言葉が、どんどん周りを巻き込んで大きなものとなって場を明るく照らし出していく。そのプロセスがはっきりと体感できるのが、トークフォークダンスのパワーではないかと思います。

そして、トークフォークダンスをひとしきりやった後の最後のまとめも、開放的な場の延長線上で、前半に印象に残ったことと後半に印象に残ったことをお互いに好きな絵で描いてみるというものでした。一緒のグループだった小学校のお子さんの絵を見ると、なんかいいなって思えるような気持ちにさせてくれるものでした。大人も子どももみんな一緒になって、様々な背景をもった人たちの感受性をしっかりと受け止められることが、その場の幸せを創り出していくことができるように思います。一人一人が自分の思いを絵にすることでお互いの気持ちが受け止め合える。その受け止めによって、更に自分の感覚も何か磨かれるような気がしました。童心に帰れるくらいの安心感、そして新たなものを生み出す変革のタネが、このトークフォークダンスの場にはあったと感じています。

私の絵は決して上手くはない絵ですが、前半は、お化けの話を小学生の女の子と一緒にしたことがとても印象に残っていたということ、後半は、情熱的に髪の毛がみんな立つくらいにイキイキと話せたということ。この二つを表現してみました。こんなひどい絵(笑)でもしっかりと受け止めてもらえるのがいいですね。

今回、富士・富士宮地区の女子高生のお二人に、これからそれぞれの場で使ってもらおうと思って、「リフレクションカード®・ファースト」をプレゼントしました。上の画像にある「リフレクションカード®」よりも、より打ち解けた雰囲気にするために使われています。

トークフォークダンスに一緒に参加していた二人ですが、二人は今年の「まちの会議のやり方実践ゼミ第1期」を受けてくださってご縁ができました。対話に興味をもっていたので、私の会社の理念に沿った活動の一環として、無限の可能性を持った人たちを支えることをしたかったので、私が使うリフレクションカードの中でも特に雰囲気を和らげるために活用できるカードツールを二人にプレゼントしました。彼女たちはいつもいつも前向きにこうした場に参加してくれて、きっと有効に活用してくれると確信しています。彼女たちの各々の場での挑戦をあたたかく見守っていきたいと思います。

今年最後のワークショップでは、コミュニケーションの場の必要性と可能性を大きく実感しました。今日参加した方々の中には、対話の場づくりに意欲を見せている方々も多くいらっしゃるので、そういった方々を、自分の知恵と勇気をもって徹底的に寄り添いながら支えていく。これが2020年の私の目標です。ともにコミュニケーションの場を楽しんでいけたらなって思います。

感謝感謝!!

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