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「感じるもの」を対話する安心安全の場づくりが必要

今日で今年の営業を終えるという事業所の方々多そうですね。年末の金曜日、今日の富士市内はとても天気が良くて、富士山も美しく見えました。

この田子の浦みなと公園からの景色に何度も癒され、助けられた1年になりました。海と山がどちらもきれいに見える場所なので、私は大好きです。

こうした美しい景色に限らず、美しいものやきれいなものを見ながらお互いの想いを語り合うという場が最近増えています。私がよく開催する「対話」をテーマにしたワークショップを、絵や景色の鑑賞などを通してお互いに想いを語り合う方法で実践するという方もおります。また、哲学カフェのような語り合いの場を実践している方もおります。

ワークショップは、参加者同士がコミュニケーションによってお互いに協働しながら、いろんなアイデアや考えを出しあうための場です。お互いの存在を否定するのではなく、安心安全な場の中で自分の感じたままを語り合うからこそ成り立ちます。そうでなければ、場の崩壊につながります。

そして、ワークショップの場では、「感じる」ものを大切にすること、これを忘れてはならないでしょう。どうしても様々な忖度が働いてしまうことで、「感じる」ものを自由に表現できない場が増えてしまっています。感じるものを感じるままに話をして、その中から得られる「感じる」ものを持ち帰るのが必要なのです。感じるままに表現する場があることが前提ですから、まずはそういった場づくりを、あちこちで行っていく必要があると思います。そういった感じるままを表現したとしても、後になってその場が活かされないとなれば、それはワークショップをやる意味がないし、やらなければいい、ということになるかもしれませんね。

先日、12月15日に富士市で開催された「防災ファシリテーション講座」。ここでは、参加者の方々が、日々防災にかかわる現場でお互いに感じることを話してくださいました。どのような現場でもそうなのですが、それぞれの現場で感じることをお互いに話せる空気をいかに創るかが大切です。そういった空気が汚れてしまっている、すなわち、お互いを否定したり話を聴かないような場にいると、感じることを自由に対話できずに終わってしまいます。安心安全の場だからこそ、空気の汚れはなくクリーンになるのです。空気の汚れをとるようなコミュニケーションが安心安全の場づくりには欠かせないものになるでしょう。

感じることを感じるままにコミュニケーションによって交換するのは、最近では様々な場でおこなわれるようになりました。こうした場が、大人だけでなく、子どもにとっても安心安全なものなのか。最近はそういったことに注意を払わなければいけないと思います。子どもは「声なき声」を発信している。それを受け止める場が必要だと、ある保育の専門家の方がお話されていました。実際に聞こえてくる声だけでなく、声にならない声にも傾聴する。言語では現れない体の動きや態度などにも注目し、そういったことへの傾聴も含めてできるようにするためにはどのような方法が必要なのか?このあたりも、周囲の専門家の方々のご意見を聴きながら、今後自分なりに突き詰めていくことが必要であると感じました。

感じることを安心安全に語れる場を、小さくてもいいので創り出す。私のこれからの人材育成の取り組みではより力を入れていきたいですね。様々な分野のコミュニケーションや人材育成、教育のプロの方々の意見に耳を傾けていきながら、対話そのものの必要性、対話をするための安心安全の場の必要性、そして「コミュニケーション力の向上」について発信していきます。

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今日は夕焼けもとってもきれいですね!!明日への希望が満ちてきます!

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