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都会の生きづらさ~満員電車のとある光景~

朝から切ない気持ちになりました。なぜか?

今日は研修講師のため会場へ直行直帰。いつもよりも早めに家を出て満員電車に乗り込みました。京浜東北線の混雑した車両のつり革に捕まっていると、狭いスペースに割り込んできた女性がいました。彼女はマスクをしていて、強引に入り込んできてしかめ面のような表情で小説を読んでました。

そして、二駅ほど進んだところで彼女の前の座席があきました。彼女はなりふり構わずスッと怖い顔して座り、そして再び小説を読み始めました。

なんだかなあー、なんでそんなに怖い顔してんだろうー、と思ってふと彼女の方をみると、

「おなかに赤ちゃんがいます」

あ、そうなんだー

おなかに赤ちゃんがいる頃であれば、情緒不安定になることもあるのかな、と。このあたりは私に子供がいないのでわからないところです。ただ、座りたかったという気持ちは何となくわかったような気がしました。

うーん、思いました。都会ってなんだか生きづらくなっているのかなと。おなかに赤ちゃんがいても、ある程度の距離を満員電車に揺られて仕事にいく女性がいる。切ない。体も心も決してベストコンディションではないだろうに、怖い顔してでも会社に満員電車に揺られていかなければならない。どんな仕事をなさっているのかわからないのですが、都会の中での生きづらさを見た気がしました。

京浜東北線などの首都圏近郊の鉄道路線は朝はラッシュが当たり前。それが当たり前のものとして捉えられているわけです。そんな中で生きていくことは、簡単には変えられないのかもしれませんが、可能ならば、満員電車で通勤するような苦労はしなくてもよいような選択ができれば、なんて思ってしまいます。

派遣で働いている妻は都心までは通勤してませんが、短い区間ではあるけど満員電車に乗って帰ってきます。彼女も最近は混み方が半端ではなくなって辛いとこぼしています。生きづらさが増幅しているように感じますね。

ゆとりというか、余裕というか、人にそういうものがある社会であってほしいですよね。満員電車そのものをなくすのは難しいので、それを避けるような環境で働くとか、時間帯を避けた通勤をするとか、いろんな工夫はあってもいいのかもしれません。

こういう美味しい食事で、失われたゆとりを取り戻すのもおすすめです!

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