今日は中秋の名月ですね。

撮った時にはちょっと雲がかかっていましたが、しばらくしてもう一度眺めたらきれいに出ていました。今日の月を見ると、なんだか勇気がわいてきます。今日から10月。「気持ちも新しく進んでいくぞ」という気持ちですね。
さて、最近ニューノーマルという言葉が出ています。「これまでの日常とは異なる新しい日常」と、「ニューノーマル時代のビジネス革命」という本では書かれています。新しい日常のもとで、ビジネスの現場では、新しい発想をとりいれながら商品開発や販売促進などに取り組んでいくことが求められますよね。様々な発想をヒントに、新しいことに挑んでいく。こうした企業も多いでしょう。新しいビジネスをつくって、アフターコロナの世界に飛び込んでいくということですね。
私の場合には、あまりそういった考え方に固執はしていません。新しいという面では、「働き方についてはどう変わっていくのか」という点で目を向けています。テレワークの推進、テレワークをすすめていく過程で、組織マネジメントや人材育成をどのように進めていくか?
とりわけ、人材育成については、テレワークなどお互いに離れた場所で働くということですから、どのように進めていくのか?これは注目しています。働き方革命がどんどん進んでいくなかで、どのように人材育成に取り組むか?
ニューノーマルの時代の働き方について、テレワーク中心にオンライン主体になっていく業界もどんどん出てきますよね。そういった流れを前向きに考えるのか、それとも今までとは変わらずにいくのか?どちらの選択も何か考えがあってのものであればいいのですが、そうでなければ、たとえば、同じ場所で接触をすることがコロナのリスクを高めるとなると、それを避けざるを得ません。その「避ける」という発想から、働き方を変えていくという判断をすることになるでしょう。ただ、「避ける」発想だけを目的にしていては、建設的とはいえません。やるのであれば、避けるだけでなく、前向きに新しい考えをもって変えていこうという発想が必要です。
ニューノーマルの中で私がもう一つ思うのは、コミュニケーションのとり方に関してです。過去にブログで書いたこともありますが、ニューノーマルの世の中になってコミュニケーションツールは変わっていくでしょう。新しいオンラインツールや、様々なITツールを導入していく判断もされるでしょう。また、テレワークの推進によって、オンラインでの業務を行える態勢も各自で整えていくことになりますね。ただ、このようにコミュニケーションツールは変わっても、コミュニケーションをとるうえで必要なことは基本的に変わりません。伝える、聴く、発信する、受け止める・・・こうした一つ一つの行動は、基本的にこれまでと全く異なるやり方をとることはありません。むしろ、より一段上でのコミュニケーション力が求められますね。
ニューノーマルの世の中においては、コミュニケーションの水準も高めていかなければいけないでしょう。ただ、ビジネスパーソンのコミュニケーション力については、コロナ前から課題となっていたことも多くあり、そこに新しい日常に向けて更にコミュニケーション力を高めていくとなると、正直大変なこともありますね。
一方で、発想を変えれば、こういう時世だからこそ、コミュニケーション力を見直し、高めていくための絶好のチャンスです。オンラインという、敢えて難しくて抵抗感のある場で取り組むからこそ、コミュニケーション力が高まるチャンスが増えてくるのではないでしょうか。笑顔、声の使い方、間のとり方、印象、言葉の発し方、聴き方・・・こうした様々なコミュニケーションにかかわる行動を丁寧に見直していくことで、ニューノーマルの世の中を進んでいくのに必要なコミュニケーション力が身についていくでしょう。
いろんなものが新しいものに変わっても、コミュニケーション力のように、新しいものが必要になるというよりは、もともとあるものを更にレベルアップするのが必要になることもあります。コミュニケーションツールが新しくなったことで話が聴けない、というのではニューノーマルの時代は乗り越えていけません。プレゼンでうまくいかなくなったのも、ニューノーマルの時代だからというのでは話が通らないでしょう。
私は、コミュニケーション力を高めるための取り組みで力を尽くしたいですね。ニューノーマルの時代になって新しい発想を生み出す事業者がいるなかで、その新しい発想を生み出すために必要な、まるでインフラのような、根っこにあるのがコミュニケーション力ではないでしょうか。そのレベルアップを手助けできればと思います。
中秋の名月の見える日に、新しい流れをとらえつつ、、今までから求められてきた基本的な力を磨くような支援をしていきたいですね。新しいものを創り出しにいく人たちの土台をしっかりと固められるようにかかわっていきます。

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