今日、9月25日は、高校時代の同級生の命日。雨の中、お墓参りをしてきました。彼が亡くなってもう14年も経ちます。彼は仕事で苦しんでいて、会社に馴染めなくて、そして誰にも悩みを打ち明けられなくて・・・買ったばかりのバイクを残して亡くなりました。自ら命を絶ってしまったあの日からもう14年。私は、雨がしとしと降る中を、彼の墓前で彼と対話する時間をとりました。雨の落ちてくる暗い空。彼とゆっくり対話するのにはぴったりだったのかもしれません。

彼のような、人知れず苦しんで亡くなっていく人がもういなくなってほしいです。働く場所が、職場が、自分にとって苦しむための場所ではなく、充実した場所にするためにはどうすればいいのでしょうか?職場の上司に話を聴いてもらって、それで自分の抱えている問題が解決すればいいのですが、そのようにうまくいくばかりではないので、職場では人に関わる問題が起こっているのです。
働く人たちがしっかりと自分の力を発揮し、組織で成果を出すことに貢献できるかどうか。貢献できるようになるための一つの施策として、人材育成は必要になります。自社でどのような人材を育成し、さらに組織全体のレベルアップを重ねていくのか。それができていれば、私の友人のような人を救えるチャンスがあるかもしれません。そのために、社員の方の一人一人の話をじっくりと聴いていくと、どんなことを求めているか、あるいはまた、どんな人材育成施策が必要になるのか見えてきます。
私は最近、地域の中小企業の方々に対して、自分の出来る事ばかりを主張するのではなく、また、言われた要望だけをくみ取って対応するだけではなく、より顧客の要望に沿うものや、顧客の課題解決につながるものを提供していきたいとの思いが強くなっています。
これがまさに、オーダーメイド型人材育成。妻が昔ワイシャツメーカーに勤務していたということで、私がやっていることに対しては、「パターンオーダーではなく、フルオーダーだよね」と言っていました。まさに紳士服などをつくる街角のテーラーのような、そんな存在です。
社員が成長し企業が成長し、そしてそれが地域全体の成長になる。そのようなことを考えたときに、私が一方的に素材を提供しても、あまり役に立たないということもあるでしょう。私の場合は、首都圏での研修会社勤務が長かったのですが、そのときの発想でいくと、地域ではなかなか通用せずに、異質なものとして扱われます。地域の中小企業の人材育成を進めるためには、その企業に合った、フルオーダー型の人材育成施策が必要になるといえます。それぞれの企業の理念や、風土、社員の特徴、業態などに合ったものを丹念に読み解いて創造していけば、難しいことはありません。緻密なデータやグラフで何か解決策を示すこともないと思っています。
そして、人材育成だけではなく、業務の改善や、販路の開拓等、様々なヒントを施策の中に組み込めば、さらにオーダーメイドの色が強くなります。人材育成を進めるためには、別の分野からのアプローチもおそらく必要になるでしょう。
オーダーメイド型の人材育成施策を打ち出すためには、職場の社員の方々一人一人に寄り添って話を聴くことが大切です。何でもそうですが、やはり「顧客の声を聴く」のが重要なのです。要望をきいて、きちんとサイズを測ってつくるから、変におかしなスーツができるということはないのです。このように、顧客の声を聴いてスーツをつくるかのごとく、研修などの人材育成プログラムを組み立てていくのです。こうした組み立てを通して、それぞれの中小企業にあった一つの体系が出来上がりますね。
オーダーメイド型の人材育成を進めることは、決して簡単にできるものではなく、私の場合には、きっと長年の経験値を踏まえているからこそできるものだと認識しています。営業から企画、運営、研修講師に至るまで、研修業界に関わり16年。この16年間の様々な経験を活かすことを求められているものだと思っています。その一つの解が、「オーダーメイド型人材育成プラン」です。
自分を信じてやれるからこそ、相手を信じて取り組めるからこそ、使命としてかかげた「信じる」ことから生み出されるオーダーメイド型の人材育成プランです。「信」から生まれるオーダーメイド型人材育成のプランを、丹念に皆さんの声を聴いて創りますので、もしご興味ある方は、こちらへお問い合わせ下さい!
オーダーメイドで自分たちの会社に合った人材育成プランに興味あるけど、まずは私がどんな人なのか興味を持たれた方も、お気軽にお問い合わせ下さい。こちらです。大歓迎です!
地域の中小企業の方向けに、丹念に「オーダーメイド型人材育成施策・プラン」をつくる身近な専門家として、これからも日々成長していきますよ!
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