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組織の外の人たちと繋がる~心に空気を入れるために~

日曜日の夜は、「麒麟が来る」や「半沢直樹」など、ドラマを見てなかなか体力を使うのですが、それ以上に、とても心身には良いなって思っています。ドラマだからこそ、体力は使えど心を空っぽにして見れるというか。こういう時間、前にも書いた記憶がありますが、本当に必要ですよね。明日からの仕事にはいい準備にもなるでしょう。

さて、昨日は、職場のコミュニケーション、職場の人間関係といった問題に取り組むのはなぜ?ということを少し書かせていただきました(こちらの記事)。私自身が苦労してきたことであり、私自身が乗り越えてきたことでもあるのです。特に、乗り越えるためには何が必要かを考えて様々な行動をとってきました。そのなかの一つを今日は掘り下げてみます。

それは、「組織の外の人たちとつながるということ」です。自分の心が追い込まれたて疲れきったときに、同じ組織の人たちばかりだと、心を逃がす場所がなくなってしまうのです。ですので、自分の心にどこか空気が入るような場所をつくっておくことが必要だと思います。

具体的には、組織の外の人たちとのつながりの場を出来るだけもつことではないでしょうか。特に、同じ目的で学ぶ、同じ目的で集まる人たちの絆というのは、やはり良いものです。なかには、実際にお互いに何者なのかはわからないけど、同じ目的で集まる人たちがつながっているというのもあります。何か追い込まれたときに、心の中に空気を入れることができますね。

では、つながりのパターンを見ていきます。大きく2つあって、1つは、仕事にかかわる分野でやりたい事に近い人たちの繋がる場。もう一つは、名前も職業も正直よくわからないけど、共通の目的をもっているから繋がる場です。私の場合は、前者は、かつて自分が主宰していた勉強会の仲間や、「サードプレイス・ラボ」のように、ビジネスの部分において、お手本となる方々が集まる場です。誰が上や下とか、誰が良いとか悪いとか関係なく、お互いの活動する分野でまた頑張れる力をいただける人たちです。必要であれば、お互いに支援をしあうこともできる人たちです。そういったことをしたくなるような、魅力あふれる人たちが集まるのではないでしょうか。

もう一つは、これは実際に東京にいたときにあったもので、「ボードゲーム・カフェ」でのつながりです。名前も職業も全然知らないけど、そこで出会った人たちと同じテーブルで同じゲームを楽しむというもの。私は、ワークショップデザイナーの仲間に教えてもらい、東京・高円寺のボードゲームカフェで我を忘れて楽しみました。これには妻も参加して時間が経つのを忘れる位にハマりました。今思うと、とても良い時間を過ごせた場です。仕事のことも忘れて、嫌なことも不安もみんな払しょくできる時間を過ごせました。そんなつながりがあるといいですよね。

独立した今は、自分の会社の経営が中心になっていて、自分をいかに認知するかに時間をかけています。ただ、この時間のかけ方も果たしていいのか。最近、いくつか新しくチャレンジしていることもあるので、そういう仲間の方々とのつながりも、いずれ真剣さを増してくればさらに深まっていくだろうと思っています。

組織の外に仲間をつくることは、自分の夢や考えを語る機会にもなることもあります。特にビジネスにかかわりが近い集まりでは、そういったことができるチャンスはやってきます。ただ、そのときに、あまり「私は~」「私は~」というモードでいかないことです。過去に出会った人のなかには、とにかくひたすら名刺交換だけしていた人がいましたが、後になって、「この人誰だったっけ?」と思われてしまう人がそんな人でした。実際に過去に何人もいたんですよね。ほんとうに困りました。いきなり電話してきた人もいましたしね。

自分のやりたい事ややっている事を伝えるだけでなく、その想いをもっと話す必要があります。また、相手の話も同時に傾聴して、どのような人なのかを知るようにすることも一緒にセットでやる必要があります。話をすることだけでは、まったく相手に認知されない残念な人になってしまいます。

自分の話もして、相手の話も傾聴する。自分の話の場合には、何をやっている人か、だけでなく、「なぜそのようなことをやっているか」という想いも一緒に伝えましょう。そのうえで、お互いになにか協力し合えることがありそうならば、別途場所と時間を変えて、1対1でじっくりと話をする場を決めればいいのです。

このようにして、組織の外のつながりの充実さが、自分に勇気を与え、仕事に対しての希望を照らしてくれます。こうした出会いに刺激を受けるからこそ、またやれると思えます。今の職場でいろいろと苦労することがあっても、自分に仲間がいると思えば、新しい空気が心に入って、またやれるぞという気持ちになれるものです。今の職場の人とすぐに仲良くなれるということにはならないかもしれません。ただ、自分の中に何か守られているという気持ちがあるから、人間関係の悩みだけに固執しなくて済むのではないしょうか。

私は。過去にそうやって何度も折れかけた心を守ってきました。そして、仲間から元気をいただけるのと同じように、私も仲間に元気を与えられる存在になれるはずです。独立した今は、人に元気を与えられることも意識し始めています。

一つの組織やコミュニティだけに拘束されない生き方を。今は副業も解禁になっていて、そういうチャンスも得やすくなっているでしょう。私も、皆さんにとってのいい社外人脈になれるということであれば、お互いにじっくりと話ができるといいなって思います。

時々物理的な環境を変えてゆっくりと考えるのも一つの方法かな・・・私がよく、脳が疲れたときにとっていた方法です。今も、こうして外の喫茶店で考えるのはいいですね。

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