今日の静岡は曇り空。ただ、とても涼しくなって朝晩は過ごしやすいです。逆に風邪をひかないように気をつけなければいけませんね。そろそろ加湿器も朝晩は用意しておいた方がいいかもしれないという季節です。
さて、キャリア開発やキャリアデザインの研修などの場面、もしくはキャリアコンサルティングの場面でもそうですが、「経験を紐解く」ということがよく行われます。過去の自分自身の棚卸をすることで、未来の自分の方向性を探っていくというものです。キャリアビジョンを考える際には、このあたりの考え方を深堀していこうという意図が働きます。
過去の自分の経験を紐解いて考えていく場合、その経験をあますところなく紐解いていくことがまず必要です。実績、結果だけではなく、その経験で得られた知識やスキル、教訓、座右の銘、出会った人など、様々な観点で経験をネタにして自分を掘り起こしてみるといいですよね。
その経験が、自分の未来をつくる礎になることも多いです。経験を活かして仕事をしていくこともあるだろうし、逆で、経験を反面教師として別の形でなにかに貢献したいという場合もあるでしょう。
たとえば、過去に職場で上司や部下とのかかわり方に苦労し、その上司と部下に挟まれてうつ病のようになって会社を休職することになったという経験があったとします。その経験を活かして、自分自身と同じような状況に陥らないようにするために、様々な問題解決をしていきたいと考える方はいらっしゃいますよね。経験を紐解いていけば自分ができることのヒントが見えてきます。その経験を明確化して自分なりに抽象化してみる。単に自分の経験そのまま語るだけでは、何も商品やサービスに変化しません。社会や市場に解決できる手段にするためには、なんらかの商品やサービスに昇華させていただければいけませんね。それがどういうものなのか、アウトプットできれば説得力もあるし、差別化できるものになるでしょう。

経験っておろそかにできないですよね。いやいやむしろどんどん活かしてしまえばいいです。経験を一つの根拠にして、それを抽象化していくときっとなにか自分で提供できるものが発見できそうですね。
今日は夕方から、東京でセミナーの講師を担当してきます。まさに自分の経験を棚卸してみたのですが、新しい発見がありそうな感じがしております。経験を様々な角度からとらえなおし、見つめなおしてみて、新しい自分の価値というか、キーワードを見つけ出してみると面白そうですね。今日のセミナー講師をやった後にまた何かいろいろとわかるかもしれません。楽しみです!
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