
やはりいいですね。画像の景色です。富士の街を南から見るとほっとします。最近は天気が変わりやすいのでなかなかきれいに見えない日が多くなっていますが、晴れているときには、この写真の左側にあるような富士山がちゃんと顔を出してくれます。もうじき、富士山がきれいに見える日が増えてくる季節(涼しい~寒い時期)がやってくるでしょう。
さて、さきほど妻と買い物に出ていたときに話をしていたことですが、私にとって、様々な会社員時代の苦難を乗り越えてきたこと、それって何をしてきたから乗り越えてきたのか。そんな話をしていました。人の支えや援助があったのはもちろんですが、私自身が苦難に直面したときにどのような行動をとったから乗り越えることができたのか?乗り越えたからこそ、今は、研修やセミナーで講師として話せるという仕事ができているのではないかと思っています。乗り越えたからこそ、コンサルタントとして、企業が人材について抱える課題の解決をサポートすることができているのではないかと思っています。一体何があったから乗り越えられたのでしょうか?
それは、「伝える」ことです。伝えるというのは、何も考えずに機械的に伝えることを表しているのではありません。いろんな状況を見ながら、人の様子を見ながら、その時に応じて言葉を選びながら、様々なところで「伝える工夫」をしてきました。言葉だけでなく、姿勢なども含めて工夫をする点は工夫をしてきた。だから、伝えることについては、相手にしっかりと伝わるだけの力が身についたように思います。
この「伝えること」ですが、誰もができているものだと誤解しがちです。実際に周りを見てみましょう。伝えることに苦労している方々が多いように思いますがいかがでしょうか?
たとえば、経営者のすぐ傍らで働いている人たち。経営者の顔を見ながら仕事をしていて、思ったことを伝えられない。ですので、伝えるのが辛いとまで言う人もいるのではないでしょうか。
また、経営者の方々のなかにも、伝えることに苦労している方々がいます。パブリックスピーキングやプレゼンテーションなどで伝える実習をしても、なかなかうまくいかない。たしかに技法を学ぶことも一つの手段かもしれませんが、それでも、社員に自分の想いが伝わらないと感じている方もいるように見受けられます。これは、伝えるスキルの問題よりも、伝え方に課題があるのではないかと思います。様々な観点を確認していくと、経営者の方のなかにも、伝えることがうまくいっていないという原因が出てくるのです。
たとえばですが、社員に対してわかりやすいと思われるような言葉を用いて伝えていますか?伝える経営者自身がわかっていればいいというわけではありません。難しい言葉や、専門用語、あるいは、社員にとっては初めての耳にする言葉。こうした言葉について、「もうわかっているよね」という気持ちをもって伝えようとしても、社員にはなかなか伝わりません。社員からすれば、「また社長がなにか難しいことを言っているねぇ~」と思われて終わってしまうのです。最近、自分の会社に入社したばかりの新入社員に伝えるつもりで伝えているかということも考えてみて下さい。経営者自身が納得して伝えようとしても、相手には全く伝わらないということはよくあるので注意しなければならないでしょう。
以前、私が知っている会社の中に、経営者自身が、何か耳さわりのいい言葉ばかりを使うような会社がありました。社員にいろいろと聴いてみると、「社長がまたなにか言っている」と、話半分にしか聞いていないようなことです。これは、社長が勝手に使った言葉であって、社員にはまったく伝わっていない。社長が勝手になにか言っているね、と社員に思われてしまっては、まったく意味のないものになってしまいます。
たとえば、理念や価値(バリュー)などと言われるものを伝えるときはどうでしょうか?これらは、経営をしていくうえでは大切な考え方で、経営者にとってはとても思い入れの強いものが言葉になっていることが多いですね。ただ、社員にとっては、その言葉が出来た経緯を知る由もないし、単なるお題目にしか聞こえない。そういうふうに捉えていることも十分に考えられないかということです。仮に、今の社長が作った理念やバリューであれば、単に言葉を暗記するのを求めるために伝えるのではなく、なぜ、そのような言葉を用いているのかを、経緯も含めて丁寧に伝えることが大切です。
そして、一回だけでなくて折に触れて何度でも伝えることが必要なのです。人の記憶に残るためには、何度も様々な印象あるエピソードも交えるといいそうです。一回伝えたからいいよね、ではなく、必要に応じて繰り返し数を重ねていかなければいけないものもあります。1000回伝えないと伝わらないのであれば、1000回伝えることをやりましょう。そうやって、社員に経営者の作った言葉が浸透していくのではないでしょうか。
こうしてみると、なにかを伝えるときに、伝わるようにするポイントととして、今回の記事では3つのポイントを整理しておきます。
1.新入社員でもわかるような言葉で伝える
2.なぜその言葉を使っているのか、経緯も含めて丁寧に伝える
3.わかってほしい言葉は繰り返し伝える
簡単に着手できることほど、難しいことって多いものです。なんだか矛盾しているようですが、伝えるという行為は、思い立ったそのときにやろうと思えばできるものですが、相手に伝わるように考えて伝えるのは難しいということを、理解しておく必要があります。
ちなみに、私は、上の3つ(だけではありませんが)をおさえたうえで、部下や顧客に伝えることをおこなってきました。それによって、部下が動いて結果を出した場面に何度も直面しましたし、顧客の行動が変化した場面にも立ち会いました。行動の変化から結果の変化に繋がった方多くいらっしゃいました。何か物事が伝わらなくて苦労している方々には、是非参考にしてほしいと思います。






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