何かに迷ったとき、様々なことがふりかかってきたとき、そのようなときに立ち戻るのは、それぞれの人たちが持っている「原理原則」ではないでしょうか?自分のなかにある原理原則を大切にしていこうということです。では、原理原則とはいったい何でしょうか?
私がよく読んでいる「7つの習慣」においては、ミッションステートメントというものについて触れられています。日本でいえば憲法のような、企業でいえば経営理念のような、そう簡単に変えられない大切にしているものです。まさに原理原則です。私が経営する合同会社富士みらいクリエイションの経営理念とは別に、私個人が大事にしているもの、それは一体なんだろうか。改めて考えていたのですが、以下のように文字にしてみました。
◎周りの人たちに優しくすること。優しい言葉をかけて相手を思いやる気持ちを持って接する。大好きだった祖母が教えてくれたのは、人への優しい気持ちをもつことである。
◎周りの人たちが幸せな気持ちをもてるように、私がしてきた経験を活かし、私がもっている知恵と勇気で、周りの人たちが抱える課題を解決できるように力を尽くす。そのために自分自身を大切にする。自身の体と心の健康に気を配り無理はしない。
◎家族を大切にする。家族を大切に出来ないのならば、自分自身も大切にできない。お互いに支えあって、助けあって家庭を楽しくする。家族と一緒に心から笑いあえる家庭にする。
◎常に成長し続ける人生をおくる。働く人たちや地域の人たちが幸せになれるために、自分自身が成長する。そして、関わる人たちがお互いに成長、発展し、成果を出しあえる関係を構築する。相互共育の気持ちで学び続ける場をつくる。
私が日々大切にしていることを4つにまとめてみました。「優しさ」「幸せ」「健康」「成長」などが好きな言葉です。また、自分自身や家族、働く人、地域の人に向けたものになりました。これまでもそしてこれからも、人生において大切にしてきたものを守って生きていきたい。そんな気持ちが言葉になりました。
7年前に自律神経失調症を患って以降は、心身の健康に対して気を遣うようになりました。特に心の健康には気をつけています。自身の心が乱れるときには、体のどこかに異変が出ます。私の場合には、耳鳴り、鼻水がとまらなくなる、倦怠感、強烈な眠気などの症状が出ます。こうした状況に陥ることのないように、最近は睡眠時間を増やし、SNSに係る時間を減らしました。心身の乱れを防ぐことによって幸せを引き寄せていけるのではないかと思います。
会社員時代は、会社等の働く場所での幸せを感じるという気持ちで仕事をしたことがほとんどありませんでした。そもそも幸せとか不幸とか、考えることすら全くなかったです。独立してからは、全く逆で、仕事に幸せや面白さを求めるようになりました。生活を維持するために必要なこともありますが、幸せや面白さを置いてしまうと、何のために仕事をするのかわからなくなります。生活を支えているのが仕事であるのならば、仕事が幸せや面白さを実感できるようなものにしたいですよね。仕事に求める理想を追求するために、幸せや面白さを働く場にとりいれていこう、人材育成やワークショップなどでとりいれていこう、そんな気持ちがふつふつとわきあがってきたのです。今の自分への幸せに感謝です。
幸せな職場というのは、社員がやめないこともそうですし、仕事に幸せや面白さを実感できるものがあると思います。そして、いわゆるチームで動ける人たちです。人生全体を楽しくするための一つの要素ではないでしょうか。私は、先日担当した新入社員研修で、「仕事は覚えれば面白くなる」と新入社員の方々に伝えました。仕事が面白くなって結果を出せるようになれば、成長もするし幸せも実感できるでしょう。
新型コロナウイルス感染症の拡大で、現在は明日の生活をどうしようかと悩むくらいに、厳しい局面にぶちあたっている人たちも多いと思います。そのような人たちにもこの記事を読んでくださっている方がいることがありがたいです。私が書くようなことが、今の状況からは不謹慎ではないかと思われるかもしれません。私としては、今は非常に厳しくても希望は失ってほしくないと思っています。みらいへの希望を失わずにいれば、きっとこのような状況からは脱せます。お互いに希望を捨てずにこうして綴っていきますのでよろしくお願いいたします。

先日、緊急事態宣言が拡大する前々日に静岡で新入社員研修を担当しました。その際の板書です。少人数で座る場所の距離をとって行った新入社員研修です。この研修では、営業の基本のコースということもあって、仮説思考のトレーニングをやってみました。今はこうして研修で学ぶ時間があまりとれないもどかしさがあるかもしれません。そんな人たちのために、オンラインでの研修コンテンツの開発を急遽進めることにしました。できることをやるとしたら、仕事では、どこでも楽しく学べるコンテンツをつくることですね。
研修での学びは楽しく取り組んで、成長にそして成果につなげるものです。私にとって研修の場は、大切にしていることを体現できる場でもあります。そんな場を大切にして、ビジネスにかかわる人たちのために、地域の人たちのために関わっていく所存です。
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