昨日、東京での新型コロナウイルス感染者の急増を受けて、東京都では外出自粛の要請が都知事よりされました。今後様々な影響がさらに拡大するのではと思いますが、あまりざわついても仕方ないので、冷静にいこうと言い聞かせています。
昨年度は東京近郊での仕事の割合がまだまだ圧倒的に多かったものの、この1年、創業初年度を無事に乗り切れました。結果がどうであれ、いろんな大小様々な失敗を繰り返し、機会損失もありながらもここまで私ができているのは周りの方々のおかげです。そして、こうして生き抜いてこれているのも、日々、自分や自分の周りの方々の幸せや喜びがもたらされることを信じてきている賜物なんだろうと思っています。
そんなことをふと感じていた時に、自己肯定感が高まってきていることを感じ始めました。千田琢哉さんの著書「自己肯定感が上がる100の言葉」の一部を引用します。
生きていれば誰でも気づかされるが、概して、不幸や失敗は重なるものだ。そんな時、あなたが生まれてくるまでの「奇跡の連続」を意識するだけで、随分と気が楽になるはずだし、人生にゆとりができるだろう。換言すれば、まとまった不幸や失敗が通過するのを待っていれば、今度は幸運が舞い込んでくるということにもなる。
外部環境の変化をどのようにとらえるかはそれぞれだとは思います。ただ、コロナ蔓延のような状況のなかで、様々な危機が叫ばれている人材育成、研修、コンサルティングの業界において私自身が生き残ってきたのは、まさに奇跡の連続を起こすことができたからであると思います。
今、静岡で穏やかに拠点を構えていられるのも、昨年独立しようと決断したからです。新型コロナウイルスが拡がるようなことは予測していたわけはありません。地元から、無限の可能性をもっている組織や地域のビジネスにかかわる人たちのために、ということでスタートしました。簡単になにかが得られるわけではない、正直厳しい状況であることを痛感しているものの、自分でできることはたくさんあるとの実感はあります。むしろ、東京で様々なことが言われているなかで、静岡県でのビジネスや地域振興にかかわる人たちのために、「コミュニケーション力やファシリテーション力(会議の進め方)の強化・営業力の強化」などによる「幸せな職場づくり」に力を注げるチャンスができて、それ自体はとても嬉しい限りです。一緒に組んでやっていけそうなパートナーさんも出てきて、幸運をいただいている実感があります。
また、地域型のネットTV、「やいづTV」(3月は配信中止中)にも出させていただいているように、オンラインなど多くの人たちが目にする環境であっても、躊躇することなく楽しくプレゼンできるのも自分の強みです。ストレングスファインダーでは「親密性」がもっとも高いものになっていてまさに、親しく皆さんと話したい願望をかなえてくれるのがyoutubeです。やいづTVでも、一人でテンション上げながら話しまくっていますが、こんな変わった感じで、真面目に企業研修の講師をやっている人も、そうそういないと思います(笑)。ご参考までにこちらの番組でも。
静岡県に戻って活動の機会が増えてきているのも、様々な媒体に出る機会が増えているのも、そして、地域型のやいづTVのような番組に出ているのも、新しい出会いの機会をいただいているのも、なにか私にとっては奇跡のような感覚です。温かく受け容れてもらえているのも・・・たしかに、気持ちが落ち込むときは多々あっても、気が楽になって様々な活動に関われているように思います。気楽でやれているという部分が、自分の幸福感を高めているのでしょう。
今、新型コロナウイルスの感染拡大で、気持ちがふさぎこんだり、不安になったりしている人たちも増えていると思います。実際に目の前の出来事で相当厳しいこともあります。私も、一経営者として未来への方向性を大きく変えていかなければという想いもあり、決して不安がゼロではありません。しかし、不安になるよりは、今まで乗り越えてこられたことを奇跡の連続と捉え、かかわる人たちのために、人材の育成や営業を中心とした組織強化によって、幸せな気持ちをもって乗り越えていこうという決意です。
この1年で大小の失敗を経験、いや、会社員時代もあまたの失敗を経験し、それらを乗り越えてきました。誰もが失敗を乗り越えてからこそ今があるはずです。必ず幸運はめぐってきます。そのためには、自分とかかわる人たちを信じること。自分を信じること。自分を信じるというのは、漢字で「自信」と書きます。自信をもつには自己肯定を積み重ねていくことが必要であって、まさに千田琢哉さんの本に勇気づけられています。
職場でも同じです。幸せな気持ち、面白い仕事のポイント、これらをどんどんお互いに探して語っていけば、職場の空気が不幸や失敗を跳ね返し幸せな気持ちをどんどん引き寄せられます。厳しい意見が仮に職場で出るとしても、それは幸せを引き寄せるための一プロセスなのです。以前ブログで笑顔の話もしましたが、お互いに良いエネルギーを出しあっていけば職場はどんどん明るくなります。地方の組織は、お互いに思っていることを共有するなどして、まさに幸せな場をつくっていくための大きなチャンスがきていると思っていいでしょう。場合によっては経営戦略の大幅な変更もありえますが、その局面で今一度企業の理念に立ち返って、お互いの知恵を出し合って、幸せな気持ちを共有していけば大丈夫です。不幸や失敗の先には必ずいいことがやってきます。自分を信じて、自分たちの職場を信じて、前進していきましょう。ここまでやってこれたという自信をもって。

幸せな気持ちで、幸せな空気のもとで、お互いの強みを共有し合っていく。そうすると、さらに職場での仕事の楽しさが実感できるのではないでしょうか。ストレングスファインダーなどの材料を用いながら対話をしあうと面白くなります。
今日は、地域の会社で、ストレングスファインダーを使って組織の場を明るくし、お互いの気持ちを高め合うワークショップをやってきます。こうした取り組みの積み重ねによって結果もどんどんついてくるでしょう。自信をもって自社もお客様も進める。世の中がこんな状況だからこそのチャンスですね!
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